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[MOM1426]関東一DF野村司(3年)_ボランチ先発起用に応えて中盤で躍動

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 全国高校総体1回戦 羽黒高 1-3 関東一高 みきぼうパークひょうご第2球技場]

 都大会ではレギュラー格ではなかったMFが存在感を放って勝利に貢献した。関東一高のDF野村司(3年)は今シーズン、主にCBとしてプレー。だが、全国大会でボランチ起用された「守備的」なMFが攻守両面で仕事をする。「どっちでも変わらないくらいできると思う。(敢えて比べるならば)ボランチの方が楽しいですね」という野村はまず前半4分、右CKからニアサイドに飛び込んでヘディングシュート。鋭い一撃はGKに弾かれたものの、このこぼれ球をCB中村翼が押し込んで先制点に繋がった。

 さらに1-1に追いつかれて迎えた24分にはビルドアップの中でボールを受けると、「DFがちょっと前に出たので裏が空いた」と意表を突くスルーパス。ゆったりとした組み立ての中で、最高の選択肢を見つけてそこへスピード、コースともに素晴らしいパスを通した。これで完全に抜け出したFW岡崎仁太朗が右足でゴールを決め、流れの悪い時間帯に勝ち越し点を奪った。

 一方、守備面では「中盤で守備を安定させて前に行けたらいい」と試合に入ったが、前半はパートナーを組むMF道願翼と横並びになってしまい、スペースができて相手にサイド攻撃を許してしまう。だが、道願とバランスを取りながら縦関係をつくるなど修正。後半は「ちょっといい守備ができた」と振り返ったように簡単にサイドへボールを展開されるシーンを減らし、流れを呼び寄せた。小野貴裕監督は「もっと守備能力着けば。前に行ける選手なので、(もう一歩前に出られればより)ボールを前にこぼしやすい」とより高い要求をするが、スペースをみつけてドリブルで持ち出し、守備面でも前で潰す役割をするなど、野村は全国初戦で自分の色を出して期待に応えた。

「春夏1位取っているので一個でも多く上に行けるように頑張る」。東京王者に中盤で力を加えたMFが2回戦でも役割を果たして、初出場だった07年に並ぶベスト16入りに貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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