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[総体]FW餅山V弾!東福岡が履正社とのプレミアリーグ勢対決制して4強入り!!

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[8.7 全国高校総体準々決勝 東福岡高 1-0 履正社高 三木総合防災公園第2陸上競技場]

 平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技(兵庫)は7日、準々決勝を行った。前回王者の東福岡高(福岡)と初の4強入りを懸けた履正社高(大阪2)との一戦は、東福岡が1-0で競り勝った。

 ともにプレミアリーグWESTに所属する両校の戦いは序盤、東福岡が押し気味に試合を進める。2分、左サイドを縦に仕掛けたMF橋本和征の折り返しをFW毎熊晟矢が右足シュート。左の橋本、右の三宅海斗にボールが入る東福岡はサイドを起点にチャンスをつくり出そうとする。

 一方の履正社は相手の素早いプレッシャーの前に序盤はボールを失うシーンが多く、思うように攻撃することができなかった。だが15分、履正社は左サイドでDFと入れ替わったFW西村光明がラストパス。これを得点ランキング首位のFW牧野寛太が右足で叩く。17分、東福岡・毎熊にDFの背後を取られかけたが、出場停止明けのCB安田拡斗主将が何とか止めると、この後試合の流れは高いDFラインを敷き、落ち着いてボールを動かす履正社が掴んだ。

 26分、履正社は牧野が個人技で左サイドを突破。中央のMF田中駿汰を経由して右サイドへ動かすと、FW林大地がラストパスを入れる。ニアサイドでFW菅原大空が潰れた背後で牧野が右足で合わせたが、シュートは右ポストを叩いて得点することはできなかった。

 東福岡は数的不利な局面を強引に攻めてボールを失うシーンが目立つようになってしまった。履正社は後半4分にも切り替えの遅い相手を振り切ってカウンター。そして右サイドから持ち込んだ西村が左足シュートを放った。履正社は8分にも左サイドの牧野がPAへパスを入れると、菅原がダイレクトで落として林が抜け出す。GKと1対1となったが、東福岡はコースを遮ったU-17日本代表GK脇野敦至がビッグセーブを見せて得点を許さない。

 東福岡は12分に184cmFW餅山大輝を投入。自陣バイタルエリアが空いて守備で危ないシーンもあった東福岡だが、中村の高精度のサイドチェンジからいい形でのクロスが入るようになった。ピッチを広く使った攻撃が機能する東福岡は22分、切り替え速い攻撃で左サイドへボールを運ぶとパスがPAの毎熊に入る。毎熊は打ち切れなかったが、こぼれ球を拾った餅山が右足シュートをゴール左隅へ押し込んだ。

 反撃する履正社はドリブル突破で獲得したFKやロングスローをPAへ放り込むが東福岡は集中力高い守りで得点を許さない。終盤の連続攻撃をしのぎ切った東福岡が1-0で勝ち、昨年に続く4強入りを決めた。

(取材・文 吉田太郎)
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