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終了間際の家長4戦連発弾で大宮が苦しみながら栃木を撃破、連勝を8に伸ばす

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[8.8 J2第28節 大宮1-0栃木 NACK]

 J2は8日、第28節を各地で行い、大宮アルディージャは、ホームで栃木SCと対戦した。7連勝中でJ2の首位を独走する大宮は、後半43分にFW家長昭博がPKを決めて1-0で勝利。家長の4試合連続となるゴールで、苦しみながらも栃木に競り勝ち、8連勝としている。

 大宮は前節の北九州戦(2-1)でベンチ外だったMFカルリーニョスが先発に復帰し、MF金澤慎はベンチスタートとなった。栃木は前節の熊本戦(0-2)で退場したGK桜井繁が出場停止。ゴールマウスにはGK竹重安希彦が入った。FPの変更は一人。MF湯澤洋介に代わり、MF中美慶哉が先発に名を連ねている。
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 敵陣でボールを回す大宮だが、なかなかフィニッシュに持ち込めない。前半14分には中盤でボールを奪うと最終ラインの裏を取ったFWムルジャにパスが出る。ムルジャはボールを運びPA内に走り込んだFW家長昭博にパスを送ったが、DFにカットされてシュートが打てない。前半23分にはPA外でボールを受けたムルジャが反転から鋭いシュートをゴールマウスに飛ばしたが、GK竹重に防がれた。

 大宮は前半30分にDF福田俊介が右太腿裏を痛めてしまい、DF菊地光将と交代した。33分に栃木は、交代出場したばかりの菊地のエリアに縦パスを入れると、MF中美慶哉がPA内でボールを受けてシュートを放ったが、右に外れて行った。

 ボールを持たれる時間が長くなった大宮だが、前半38分には中盤でMF泉澤仁がパスカット。すぐさま最終ラインの裏を狙うムルジャにパスを送る。ムルジャはボールを浮かせてゴールを狙ったが、枠を捉えられなかった。45分には大宮の自陣でのパスミスから、栃木がチャンスをつかむが、MF廣瀬浩二のシュートはGK加藤順大の正面に飛び、0-0のまま前半を折り返した。

 後半開始早々、栃木はFW阪野豊史が左サイドを抜け出し、低いボールを折り返す。これを河本が合わせたが、GK加藤に防がれて得点は決められない。その後も栃木は大宮を押し込むが、ゴール前のプレーに精度を欠き、決定機をつくり切れない。14分にも球際の争いでボールを奪い取った栃木は、右サイドから中美が折り返したボールに阪野が飛び込んだが、合わせることはできなかった。

 後半18分に栃木はDF荒堀謙次を下げて、DF山形辰徳を送り出した。その後も試合の流れは栃木にあったが、徐々に大宮もボールポゼッションを高めていく。後半27分にはMF横谷繁がPA外からシュートを放ったが、GK竹重にキャッチされた。栃木は30分に中美を下げて、FW松村亮を投入した。31分にはDF片岡洋介が中盤でボールを奪うと、素早く左へ展開。MF泉澤仁がドリブルで切り込み、中央の家長にパス。家長は右足でシュートを放ったが、右に外れて行った。

 大宮は40分に2枚目の交代カードで横谷を下げて、MF渡邉大剛を起用する。そして41分、大宮は栃木陣内で細かくボールを回すと、渡邉のパスを受けたムルジャがPA内で倒されてPKを獲得。このPKを家長が決めて、大宮がリードを奪った。

 その直後に栃木はMF本間勲をベンチに下げ、194センチのDFフェリペを最前線に置くパワープレーに出る。大宮もムルジャを下げて、FW清水慎太郎を投入した。アディショナルタイムには、栃木も廣瀬がPA内でシュートを放ったが、GK加藤に防がれる。このまま試合は1-0で終了し、大宮が勝ち点を67に伸ばしている。

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