全3試合フル出場の槙野「良いゲームをしても結果がすべて」
[8.9 東アジア杯 日本1-1中国 武漢]
センターバックの一角としてDF森重真人とともに3試合フル出場を果たしたDF槙野智章(浦和)は、この日も攻守に奮闘した。両サイドバックが“本職”ではない急造の4バックでラインコントロールに奔走。ロングボールやカウンターへの対応などでは、ほとんどの場面で相手を上回った。
だが、結果が付いてこなかった。1試合もクリーンシートがなく、未勝利で大会を終えることになった。最下位の屈辱も噛みしめなければならなかった。
「スローインから失点したあと、落ち着いて試合をコントロールできている中でゴールを決めることができたのは良かった。でも、良いゲームをしたと言っても結果がすべて。勝ち切れなかったところに自分たちの力のなさを感じている」
一方で、攻撃で持ち味を出せたのは光明だった。前半41分、左サイドを持ち上がり、DF米倉恒貴にスルーパス。米倉が左クロスを上げ、MF武藤雄樹が決めた。槙野の本領発揮となる鮮やかなプレーだった。
これには槙野も「相手は日本の前線の選手に対してマンツーマンで来ていたので、後ろからボールを運ぶことによってスペースが空いてくるのと、裏のスペースを突けるというのを感じていた。良いゴールだったと思う」と自画自賛だ。
とはいえ、やはり大事なのは勝利。「泥臭くても、不細工でもいい。しっかり勝ち切る力が今の日本に必要なことだと思う。一人ひとりがこの大会で感じたことを所属クラブに持ち帰り、さらに成長しないといけない」。険しい表情でそう言った。
(取材・文 矢内由美子)
●東アジア杯2015特集
センターバックの一角としてDF森重真人とともに3試合フル出場を果たしたDF槙野智章(浦和)は、この日も攻守に奮闘した。両サイドバックが“本職”ではない急造の4バックでラインコントロールに奔走。ロングボールやカウンターへの対応などでは、ほとんどの場面で相手を上回った。
だが、結果が付いてこなかった。1試合もクリーンシートがなく、未勝利で大会を終えることになった。最下位の屈辱も噛みしめなければならなかった。
「スローインから失点したあと、落ち着いて試合をコントロールできている中でゴールを決めることができたのは良かった。でも、良いゲームをしたと言っても結果がすべて。勝ち切れなかったところに自分たちの力のなさを感じている」
一方で、攻撃で持ち味を出せたのは光明だった。前半41分、左サイドを持ち上がり、DF米倉恒貴にスルーパス。米倉が左クロスを上げ、MF武藤雄樹が決めた。槙野の本領発揮となる鮮やかなプレーだった。
これには槙野も「相手は日本の前線の選手に対してマンツーマンで来ていたので、後ろからボールを運ぶことによってスペースが空いてくるのと、裏のスペースを突けるというのを感じていた。良いゴールだったと思う」と自画自賛だ。
とはいえ、やはり大事なのは勝利。「泥臭くても、不細工でもいい。しっかり勝ち切る力が今の日本に必要なことだと思う。一人ひとりがこの大会で感じたことを所属クラブに持ち帰り、さらに成長しないといけない」。険しい表情でそう言った。
(取材・文 矢内由美子)
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