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川崎F、ホームでの連勝は5でストップ…勝ち点1獲得の山形が最下位脱出

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[8.12 J1第2ステージ第6節 川崎F0-0山形 等々力]

 J1第2ステージは2週間ぶりに再開し、川崎フロンターレはホームでモンテディオ山形と0-0で引き分けた。2連勝中だった川崎Fは3連勝ならず。ホームでの連勝も5で止まった。一方の山形は連敗を2で止めたものの、これで12試合勝ちなし(6分6敗)。それでも勝ち点1を上積みしたことで、年間順位では清水を得失点差で上回り、最下位から17位に一つ上げている。

 川崎Fは前節の松本戦(3-1)から先発一人を変更。負傷離脱したMF田坂祐介に代わり、今月3日に獲得が発表されたFWアルトゥール・マイアがさっそく先発出場した。日本代表として東アジア杯に参加していたDF谷口彰悟も3バックの左で先発した。
 山形は前節の名古屋戦(0-3)から先発2人を入れ替え、MFキム・ボムヨンが2試合ぶりに先発。FW林陵平も8試合ぶりの先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 川崎Fは前半4分、MF大島僚太が落としたボールをMF中村憲剛がPA手前から右足ダイレクトで狙うが、ゴール上へ。同12分にはカウンターからFW大久保嘉人がフィニッシュまで持ち込むが、右足ミドルはGKの正面を突いた。

 山形も立ち上がりから何度かCKのチャンスを獲得するが、得点には結びつけられない。前半26分、左サイドからキムがロングスローを入れ、最後は林の落としからMFロメロ・フランクがシュートを打ったが、GKが正面でキャッチした。

 互いに決定機らしい決定機のないまま試合は推移。川崎Fは前半45分、大久保のポストプレーからMFエウシーニョのスルーパスに反応したMF小宮山尊信がPA内左へ切れ込み、そのまま左足を振り抜いたが、わずかにゴール右へ外れた。

 スコアレスで折り返した後半も膠着状態が続く。後半9分にはエウシーニョの右クロスからFW船山貴之が右足のバイシクルシュートを放ったが、GK山岸範宏が左手1本でパンチング。同18分にはアルトゥール・マイアに代えてFW杉本健勇を投入したが、その後もゴールをこじ開けられない。後半35分、杉本の強烈な右足ミドルも山岸の好セーブに阻まれた。

 山形は後半37分からロメロに代えてMF小椋祥平、同43分からはMF{{宮阪政樹に代えてFW高崎寛之をピッチに送り込んだ。今夏、それぞれG大阪と鹿島から期限付き移籍で加入した新戦力が移籍後初出場を果たしたが、両チームともに最後までゴールを奪うことができず、0-0のスコアレスドローに終わった。

(取材・文 西山紘平)

[J1]第2ステージ第6節 スコア速報

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