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今夏補強の高崎&小椋も出場、山形はドローで12戦未勝利

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[8.12 J1第2ステージ第6節 川崎F0-0山形 等々力]

 最低限の勝ち点1を獲得した。モンテディオ山形はアウェーで川崎Fと0-0で引き分け、連敗を2で止めたものの、これで12試合勝ちなし(6分6敗)。年間順位では清水を得失点差で上回り、最下位から17位に上がったが、依然厳しい戦いが続いている。

 積極的なプレッシングと粘り強い守備で川崎Fの攻撃を完封。石崎信弘監督は守備面を評価した一方、「なかなか点が取れていない。残り11試合。今日のように気持ちを込め、得点が取れるように戦っていきたい」と、最近5試合でわずか1得点の攻撃面を課題に挙げた。

 今季23試合で16得点は甲府と並んでリーグワーストタイの数字。チームは今夏にG大阪からMF小椋祥平、鹿島からFW高崎寛之をそれぞれ期限付き移籍で獲得した。特に高崎にはゴールという結果で期待が懸かる。

 この日、小椋は後半37分、高崎は後半43分から途中出場し、ともに移籍後初出場を果たした。高崎は「(ボールを)失ってからの切り替えが速かったので、フロンターレもなかなかいいリズムでできなかったと思う。内容的には悪くなかった」と指摘。そのうえで、決定力という面で自分がチームに力になれればと語った。

「決定力の部分は第1ステージからの課題だと思うし、そこを克服すれば、今日も勝ち点3を取れる内容だった。こういう試合をしっかり勝ち切れるようになっていきたい」

 GK山岸範宏は「後ろが(失点)ゼロで我慢できたのは収穫だけど、ゴールが欲しかった。上に上がっていくには引き分けではなく勝利が必要」と、アウェーでの勝ち点1に満足しなかった。次節は16日、ホームでの鳥栖戦。高崎は「次もいい準備をして、ホームで勝てるようにしたい」と、5月10日の柏戦(3-0)以来となる勝利へ意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

[J1]第2ステージ第6節 スコア速報

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