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[MOM1440]玉野光南MF塩田奨馬(3年)_DF背後を突くパスで大勝に貢献した中盤の要

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.14 ミズノカップU-18IN熊本サバイバルマッチ 玉野光南高 9-2 鳴門高 大津町総合運動公園球技場]
 
 ハットトリックを達成したFW土居晃貴や攻撃の軸としてチームを引っ張ったMF桑田大樹ら、9発快勝に貢献した選手が複数いる中で玉野光南高の乙倉健二監督は中盤の要であるMF塩田奨馬(3年)をマン・オブ・ザ・マッチに指名した。「サイドチェンジとか、裏の配球とかを意識してやっています」というボランチは自信を持っている右足から相手の背後へパスを通して土居のゴールなどを演出。快勝の立て役者のひとりとなった。

 試合後は「アシストできたんですけど、自分でもシュート決めたかった。そこを決めたかった」と全く納得はしていなかったが、それでもショートパスでの崩しから背後へ正確なパスを出す持ち味を発揮。チームが大勝を収めたことについては喜んでいた。

 塩田奨は1年時、右SBのレギュラーとして全国高校選手権に出場。16強入りしたチームとともに全国上位のレベルを体感した。「全国のレベル高かったので、自分ももっとうまくなって上のステージに行きたいと思った」という。前線から最終ラインまでどのポジションも苦にすることなくプレーできるという塩田奨は昨年から「ボランチが一番いい。一番ボールに絡めるんで」というボランチに定着。今春は一時CBでプレーするなど他のポジションも経験してきたが、現在ベストと感じているポジションで磨いてきたパスを発揮している。

 スペイン代表MFイニエスタのようにパスでも、ドリブルでも崩すことのできてゴールも記録する選手が理想というMFが今大会、チームに多くのチャンスをもたらし、自らもゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)
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