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バルサ完敗…攻撃陣不発&大量4失点でビルバオに先勝許す

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[8.14 スペインスーパー杯 ビルバオ 4-0 バルセロナ]

 スペインスーパー杯第1戦が14日に開催され、昨季3冠を達成したバルセロナとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準優勝のビルバオが対戦し、ビルバオがホームで4-0の完封勝利を収めた。第2戦は17日にバルセロナのホームで行われる。

 バルセロナは11日に行われたUEFAスーパー杯セビージャ戦から先発を5人入れ替え、2CBにDFマルク・バルトラとDFトーマス・ベルメーレン、左SBにDFアドリアーノ、インサイドハーフの左にMFセルジ・ロベルト、そして3トップの左にFWペドロ・ロドリゲスを配置して、この一戦に臨んだ。

 序盤からボールを保持する時間が長かったバルセロナだが、先制したのはビルバオだった。前半13分、GKゴルカ・イライソスが敵陣深くまで蹴り込んだロングパスは、PA外に出たGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにヘディングでクリアされる。しかし、このボールをセンターサークル付近で拾ったMFミケル・サン・ホセが右足を振り抜くと、戻り切れなかったテア・シュテーゲンの頭上を越えて無人のゴールへと吸い込まれた。

 1点のリードを許したバルセロナは、その後もボールを保持するがなかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。逆にビルバオはカウンターから好機を創出しようとしたものの、こちらも決定機を創出するまでは至らず。前半アディショナルタイムにはFWリオネル・メッシが直接FKでゴールを脅かしたがイライソスに弾き出されるなど、ビルバオが1点をリードしたまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 後半に入ると同5分にバルセロナが好機を創出する。FWルイス・スアレスのロングパスを相手DFがクリアミスすると、こぼれ球に反応したペドロがPA内まで持ち込んで右足で強烈なシュートを放ったが、ボールはクロスバーを叩いた。さらに同6分には右サイドのスアレスのグラウンダーのクロスからメッシが狙うも、好反応を見せたイライソスに阻まれて同点ゴールとはいかなかった。

 すると、ビルバオが一気にリードを広げる。後半8分、高い位置でボールを奪って左サイドを突破したMFサビン・メリーノのクロスを、FWアリツ・アドゥリスがヘディングで叩き込む。さらに同17分にはDFダニエウ・アウベスのクリアミスから、最後はアドゥリスが右足で豪快に蹴り込んでリードを3点差に広げる。ビルバオの勢いは収まらずに同23分には、アドゥリスがハットトリック達成となるPKを沈めてスコアは4-0に。バルセロナにとっては、UEFAスーパー杯に続いての4失点となった。

 その後、アウェーゴールを奪いたいバルセロナが反撃に出るが、最後までビルバオの守備を崩し切れず。4-0の完封勝利を収めたビルバオが、第1戦で大きなアドバンテージを得た。


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