[8.15 J2第29節 愛媛3-1大宮 ニンスタ]

　首位大宮アルディージャはアウェーで愛媛FCに1-3で敗れ、連勝が8でストップした。3月15日の第2節・C大阪戦(1-3)以来、今季2度目の3失点。9試合ぶりとなる黒星を喫した。一方の愛媛は今季2度目の4連勝。9位から昇格プレーオフ圏内となる6位に急浮上した。

　首位・大宮相手に立ち上がりからチャンスをつくる愛媛は前半29分、相手のクリアミスをFW河原和寿が横に流し、MF近藤貴司が右足でミドルシュート。大卒ルーキーの4試合ぶり今季3ゴール目で先制すると、その2分後にもDF浦田延尚の左クロスをFW瀬沼優司がスライディングしながら押し込み、2-0とリードを広げた。

　大宮のファーストシュートは前半38分。MF横谷繁がミドルシュートを狙うが、大きく枠を外れる。リズムに乗れないまま前半を2点ビハインドで折り返すと、後半も愛媛が先手を取った。後半18分、右45度の位置でFKのチャンスを獲得。MF内田健太が左足で壁の下を通すグラウンダーのシュートをゴール右隅に蹴り込んだ。

　3点を追う展開となった大宮は後半31分、左45度からMF家長昭博が左足で斜めにクロスを入れると、ゴール前に走り込んだFWムルジャはわずかに届かなかったが、ボールはそのままゴール右隅へ吸い込まれた。ムルジャの動きに引き付けられたGKは反応し切れず。家長はこれで5試合連続ゴールとなったが、チームは1-3で敗れ、今季4敗目を喫した。

　首位大宮の連勝を止め、4連勝で一気に昇格プレーオフ圏内に浮上した愛媛。先制点の近藤は試合後のインタビューで「チーム全体でハードワークした結果が今日の結果につながったと思う」と胸を張ると、3位東京Vと対戦する次節に向け、「プレーオフ圏内に進出することも大事だけど、1試合1試合全力で戦うことが必要。頭を切り替えて次の試合に臨みたい」と気を引き締めていた。

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●[J2]第29節 スコア速報