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初先発で初ゴールの千葉FW松田「僕はJ1昇格のために来た」

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[8.15 J2第29節 千葉 1-1 長崎 フクアリ]

 移籍から2試合目で初先発の座をつかんだ男が、いきなり結果を残した。

 8月4日に名古屋からジェフユナイテッド千葉への移籍が発表されたFW松田力は、前節のC大阪戦で千葉デビューを飾ると、今節の長崎戦でスターティングメンバーに名を連ねた。FWオナイウ阿道と2トップを組んだ松田は、「2トップなので近付いてプレーしろと(関塚隆)監督から言われていましたし、守備をしっかりやれと言われていました」と指揮官から指示を受けてピッチに送り込まれていた。

 前半18分にDF金井貢史のクロスから放ったヘディングシュートはGK大久保択生にストップされたものの、同32分に移籍後初ゴールとなる先制点を奪取する。後方のMF井出遥也からボールを受けると、対面するDF刀根亮輔との1対1を制してシュートコースを作り出す。右足から蹴り出されたボールはポストに当たりながらも、ゴールマウスへと吸い込まれた。

「刀根とは名古屋で一緒にプレーしていて、彼の特長も分かっていました。縦に行く振りをして中に切り返して、シュートが良いコースにいって入りましたね」と笑顔を見せた。

 さらに、1-1で迎えた後半アディショナルタイムには大久保のビッグセーブに阻まれたものの、鋭い反転から決定的なループシュートを放つなど前線で存在感を示し続けた。それは数字にも表れており、シュート数は両チーム最多となる6本を数えた。

 移籍後初得点に「得点できたのは良かったし、ホッとした部分はあります」と喜びを表しながらも、「僕はJ1昇格のために来たので、甘いことは言ってられません。まだまだこれからです」と気を引き締め直した。

(取材・文 折戸岳彦)
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