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武藤、途中出場でブンデスデビューも…1部初昇格の相手に不覚

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[8.15 ブンデスリーガ第1節 マインツ0-1インゴルシュタット]

 ブンデスリーガは15日、第1節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでインゴルシュタットと対戦し、0-1で敗れた。ベンチスタートとなった武藤は0-1の後半33分から途中出場し、ブンデスリーガデビューを果たしたが、チャンスに絡むことはできなかった。

 マインツは前半19分、GKのロングフィードからこぼれ球をMFユヌス・マリが右足ミドルで狙うが、ゴール上へ。FW岡崎慎司の抜けた1トップでは新加入のFWフロリアン・ニーダーレヒナーが先発したが、前線でなかなか起点になれなかった。昨季のブンデスリーガ2部で優勝し、クラブ史上初の1部昇格を果たしたインゴルシュタットは高い位置から積極的なプレッシャーをかけ、セカンドボールへの反応速度でもマインツを上回った。

 前半はスコアレスで折り返したが、後半に入ると、徐々にマインツが押し込んでいく。後半8分、MFファビアン・フライのFKにニーダーレヒナーが右足ボレーで合わせ、ゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。同13分にはマリのマイナスのクロスにニーダーレヒナーが右足で合わせたが、GKのビッグセーブに阻まれた。

 決定機を逃すと、後半21分だった。インゴルシュタットは左サイドから中央に入れ、エリア内でパスを受けたFWルーカス・ヒンテルゼーアが鋭い切り返しから右足でゴール右隅に流し込んだ。チームとして記念すべきブンデスリーガ1部での初ゴール。インゴルシュタットが先制に成功した。

 1点を追う展開となったマインツは後半29分、MFハイロ・サンペリオに代えてMFク・ジャチョルを投入。そして同33分、ニーダーレヒナーに代わって武藤がピッチに入った。1トップのポジションでブンデスリーガデビューとなった背番号9。しかし、なかなかいい形でボールに絡めなかった。

 マインツは後半40分からDFレオン・バログンを前線に投入。最終ラインの人数を減らしてパワープレーに出たが、最後までゴールをこじ開けることができなかった。試合はそのまま0-1でタイムアップ。1部初昇格のインゴルシュタットが開幕戦でブンデスリーガ1部初勝利を飾った。

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