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[ミズノカップU-18IN熊本]打倒・東福岡誓う九国大付MF田頭「同じチームに何回も負ける訳にはいかない」

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[8.16 ミズノカップU-18IN熊本決勝 九州国際大付高 1-0 名東高 熊本県民総合運動公園陸上競技場]

「田頭、行け~」という声が今大会、何度も会場に響き渡っていた。九州国際大付高は長身レフティー、MF田頭英昴がベンチからの声を背に奮闘。前線で走り、跳躍を繰り返した。

 この日、九国大付は堅守・名東高から先制点をもぎ取るため、立ち上がりから田頭を最前線に置いてパワープレーのような攻撃。「入って来たクロスを折り返して味方の選手に渡すことはできていた。もっと相手を引き寄せて出せていたら良かった」という田頭は前線で良く競り勝ち、シュートを放っていたが、得点をもたらすことができない。チームは後半35分にFW安東慎太朗が決めた決勝点によって1-0で勝利し、田頭も前線でよく戦っていたが、「去年から出ていて経験は他の選手よりもあると思うので、もっとゴールを決めてチームを楽にさせたい」と今後よりゴールを決めて貢献することを誓っていた。

 田頭は前線で良く走っているが、まだまだベンチからの声に後押しさせている部分があり、本人も「自分から行かないといけない」と口にする。「ゴール前に何回も顔を出して相手の嫌がる所に入ってトラップからのシュートやクロスからのシュートが得意」というプレーをより発揮するためにも、これまで以上に走らなければならない。

 今後の目標・選手権予選では夏の全国王者・東福岡高が最大のライバルとなる。昨年、0-1で敗れた決勝を経験している田頭は「カウンターで狙っても跳ね返してくるし、隙が無い。そして決めるべき選手が決めてくる」と東福岡の強さを認めつつも「一昨年も、去年も負けている。同じチームに何回も負ける訳にはいかない。強い気持ちでやっていきたい」と必勝を誓う。もちろん、東福岡と対戦するところまで勝ち上がることが第一。まずはその権利を掴み、今年こそライバルを打ち破る。

(取材・文 吉田太郎)
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