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[UAチャレンジカップ]持ち味のパスワークで上回れる不満の内容も・・・宮崎日大が3発快勝

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[8.17 UAチャレンジカップ予選リーグ第1節 慶應義塾高 0-3 宮崎日大高 J-GREEN堺]

 革新的なサッカーイベントを通じ、ユース期において必要とされる様々な情報、知識を提供することで、世界に通用するサッカー選手を育成し、サッカー界繁栄の一助とすることを開催理念とする「アンダーアーマーチャレンジカップ2015 SUMMER」が17日、大阪府堺市のJ-GREEN堺で開幕した。大会初日には各チームを対象とした栄養講習会が開催されていた一方、予選リーグ第1節と第2節が行われ、GroupCの慶應義塾高(神奈川)対宮崎日大高(宮崎)戦は3-0で宮崎日大が快勝した。

 昨年度の選手権宮崎県予選準優勝校で今年、初の全国大会出場を狙う宮崎日大は同神奈川県予選8強の慶應義塾相手に3-0で勝利。だが、試合後、選手たちの表情は晴れなかった。慶應義塾のFW渡辺亘祐やFW笠篤史、MF澤航平にバイタルエリアでボールを受けられてボールを動かされる展開。他の宮崎県勢にはないスタイルのチームを目指し、ボールを動かして、相手を動かして穴をつくって得点に結びつける攻撃を特長とする宮崎日大が、逆に慶應義塾にテンポよくボールを動かされてしまっていた。

 CB上本英司は「DFラインと中盤のラインの間に立たれて、そこにボールが入った時に寄せられなかった。自分たちのベースであるパスサッカーができなくて、それを相手にやられていたのが悔しかったです」と悔しがる。それでも宮崎日大は前半、MF恒吉亮太主将のパスで抜け出したMF牧野翔太が先制ゴール。さらに左FW西村忠祐のアシストから再び牧野が決めて2-0と突き放すと、後半にはMF後久天海が右CKを直接決めて3-0と突き放す。決して内容の良い試合ではなかったものの、チャンスをゴールに結びつけて勝利した。
 
 宮崎日大は続く立命館宇治高(京都)戦も4-1で快勝して2連勝。FW榊田幸平が「自分たちは立ち上がりが良くない。立ち上がりから相手を負けさせるというか、積極的にいけたらいい」と語ったように、2日目以降は立ち上がりから積極的に、自分たちのリズムで試合を進めて、自分たちのパスサッカーを表現していくこと。そして「チームとして結果を残すのが一番の目標」(上本)という優勝を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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