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バルサ、大逆転ならず…第1戦大勝のビルバオがスーパー杯制覇

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[8.17 スペインスーパー杯第2戦 バルセロナ 1-1 ビルバオ]

 スペインスーパー杯第2戦が17日に開催され、昨季3冠を達成したバルセロナとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準優勝のビルバオが対戦し、1-1で引き分けた。2試合合計5-1としたビルバオが31年ぶりにスーパー杯を制した。

 14日にビルバオのホームで行われた第1戦で0-4と予想外の大敗を喫したバルセロナは先発を6人入れ替え、GKにクラウディオ・ブラーボ、最終ラインにDFジェラール・ピケとDFジェレミー・マテュー、中盤にMFセルヒオ・ブスケツ、MFイバン・ラキティッチ、MFアンドレス・イニエスタを配置して、この一戦に臨んだ。

 タイトル獲得のためには最低でも4点が必要なバルセロナが序盤から攻勢を掛ける。前半6分にはCKの流れから左サイドを突破したFWペドロ・ロドリゲスのグラウンダーのクロスをピケが左足で合わせたが、シュートはクロスバーを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 その後もバルセロナが圧倒的にボールを支配するものの、ビルバオの体を張った守備を崩し切れない。同29分にはラキティッチの蹴り出したCKの流れから、ゴール前でフリーになったペドロが決定機を迎えたが、空振りで好機を生かせず。さらに同31分にはFWリオネル・メッシが直接FKでゴールを狙うも、ボールは枠上に外れた。すると、同38分にビルバオがビッグチャンスを迎える。ペドロのパスミスを拾ったMFエラソがマテューをかわしてPA内に進入するが、右足から放たれたシュートは惜しくもゴール右に外れた。

 スコアレスのまま前半を折り返すと思われたが、前半44分にバルセロナが先制に成功する。攻撃参加したDFハビエル・マスチェラーノがボールを運び、右サイドのラキティッチに展開。ラキティッチのクロスをスアレスが胸で落とすと、走り込んだメッシが胸トラップから左足で蹴り込んでスコアを1-0とした。

 1-0とバルセロナがリードしたまま後半を迎えると、ビルバオが後半11分に好機を生み出す。右サイドを突破したMFオスカール・デ・マルコスのパスから抜け出したFWアリツ・アドゥリスがシュートを放つが、C・ブラーボに阻まれて同点ゴールとはいかなかった。すると、同12分にバルセロナをアクシデントが襲う。審判に抗議をしたとしてピケが一発退場となり、数的不利に陥ってしまった。

 後半23分にバルセロナはFWサンドロ・ラミレスとFWムニル・エル・ハダディを同時投入。しかし、スコアを動かしたのはビルバオだった。同29分、後方からのロングボールをデ・マルコスがヘッドで落とすと、ゴール前でフリーになったアドゥリスがシュート。C・ブラーボにストップされたものの、こぼれ球をアドゥリスが自ら蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 後半41分にFWキケ・ソラが一発退場となり数的同数となったものの、その後スコアは動かず。第2戦は1-1に終わり、2試合合計5-1としたビルバオがスーパー杯を制した。なお、バルセロナとビルバオは23日に行われるリーガ・エスパニョーラ開幕戦で再び激突する。


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