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香川がJリーグを語る「ジーコ、柳沢さん、カズさん…Jリーグを見て夢を持ちました」

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 ドルトムントでプレーするMF香川真司が、Jリーグ公式チャンネルでJリーグについて語っている。

 Jリーグが開幕した1993年、香川は4歳だった。「僕が4歳か5歳くらい時にJリーグが開幕した。それを見て、サッカー選手になりたいという夢を持ちました。ジーコであったり、柳沢(敦)さんだったり。真似をするという意味ではカズ(三浦知良)さんのシザース(ドリブルフェイントの一種)であったり、ダンスであったり。小学校の時はとにかくプロになりたいという思いで練習をしていました」と幼少期を振り返る。

 中学入学と同時に宮城県仙台市に拠点を置くFCみやぎバルセロナにサッカー留学していた香川は、高校2年生だった2006年にセレッソ大阪と契約。翌年、18歳でレギュラーを獲得すると、20歳だった2009年にはJ2リーグで27得点を記録し、得点王を獲得した。

「自分の夢の一つだったので、すごくうれしかったですけど、うれしさ半分、ここからまた大変なんだろうなと思った。でもすごいメンバーとやれたので、それだけでいい経験になりました」

 C大阪に在籍した5シーズン、J2リーグ114試合出場48得点、J1リーグでは11試合出場7得点を記録した。

 スター選手の階段を順調に上っていた香川に当時のJリーグで衝撃を与えた選手がいた。「驚いたのは、フッキ(現ゼニト・サンクトペテルブルク)。存在は明らかに違いました。彼はすごく衝撃でした」と、同時期に爆発的な活躍を見せていた現ブラジル代表ストライカーの名前を挙げた。

 現在、Jリーグでプレーする若手選手にもメッセージを送る。「宇佐美(貴史)であったり、武藤(嘉紀)であったり、(柴崎)岳であったり。彼らは同年代ですし、まだ若いということで注目されると思うのですけど、そんな彼らがJリーグでしっかり結果を残しているということは、Jリーグが盛り上がる要因になると思うし、楽しみですね」。そして、これからのJリーグを担う選手たちにもメッセージを送った。

「僕らはJリーグを見て育った年代。Jリーグはこういう舞台なんだと夢見て頑張ってましたし、そしてそこで掴んで、Jリーグで出場する機会を得て、そして海外からオファーを頂いた。それがあったのは、Jリーグを見て育ったからだと思う。これからはそういう子たちが確実に増えていきますし、僕たちも刺激し合って、お互いを高めあっていければいいかなと思います」

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