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[Football Creator #4]再起期す香川、先制アシストで開幕

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 アディダスから新たに発表されたフットボールスパイクの「X(エックス)」と「ACE(エース)」は、現代サッカーに求められる“Football Creator(フットボールクリエーター)”のために開発された新モデルだ。ゲームを創り、ピッチを支配するプレーメーカー=「ACE」。予測不可能なプレーで“違い”を生み出し、ゲームを決めるゲームチェンジャー=「X」。2つのタイプから成る“Football Creator”を連載形式で取り上げていく。

 トーマス・トゥヘル新監督を迎えたドルトムントが、最高の形で2015-16シーズンのブンデスリーガをスタートさせた。

 ホームに昨季3位のボルシアMGを迎えた15日の開幕戦で4-0の完勝。MF香川真司がいきなり魅せた。前半15分、DFマッツ・フンメルスの縦パスをワンタッチで落とし、MFマルコ・ロイスの先制点をアシスト。4-2-3-1のトップ下に入った香川はその後も気持ちよさそうにプレーを続けた。

 7シーズンにわたって指揮を執ったユルゲン・クロップ前監督が昨季限りで退任。トゥヘル新監督を招聘したチームは今夏にGKロマン・ビュルキ、MFユリアン・バイグル、MFゴンサロ・カストロを補強した。プレシーズンは4-2-3-1と4-1-4-1を併用。現地報道では、9日のDFBポカール1回戦同様、リーグ開幕戦でも純粋なトップ下を置かない4-1-4-1を採用し、香川はベンチスタートという予想もあった。

 しかし、ふたを開けてみれば、香川が4-2-3-1のトップ下で開幕スタメンの座を射止め、チームの今季リーグ戦第1号ゴールもアシストした。

 3-0で折り返した後半5分には香川がDFラインの背後を取る浮き球のパスを送り、ダメ押しの4点目を演出。後半21分、FWピエール・エメリク・オーバメヤンとのパス交換からフリーでゴール前に抜け出した場面では左足シュートが枠を外れ、惜しくも決め切れなかったが、後半40分に交代するまで何度もチャンスに絡んだ。

 マンチェスター・ユナイテッドでの2年間を経て、昨年8月にドルトムントへ復帰。しかし、昨季はチームの低迷もあり、香川自身も不本意なシーズンに終わった。背番号も昨季の7番から、2連覇を達成した前回所属時の23番に変更。新監督の下、“原点回帰”で再起を目指す香川が、まずは確かな一歩を踏み出した。

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