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[全中]次なる“ハーフの星”15歳190cmFW三国ケネディエブスが5得点と大爆発

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[8.21 第46回全国中学校サッカー大会2回戦 青森山田中7-0宇都宮市立姿川中]

 次なる“ハーフの星”は彼かもしれない。青森山田中のFW三国ケネディエブス(15)は宇都宮市立姿川中との2回戦に先発出場すると、5得点と大爆発。前日の1回戦で無得点に終わったうっ憤を晴らした。

 中学サッカー界では規格外すぎるFWだ。中学校入学時にすでに179cmあった身長は190cmに到達。その姿はピッチに入ると、文字通り、頭一つ抜けている。

 象徴的だったのは終了間際の後半アディショナルタイム4分の場面、青森山田は左サイドからのCKを獲得すると、MF鈴木一生がゴール前に高いボールを上げる。ゴール前に豪快に突っ込んだケネディエブスは、相手より“頭二つ”高い位置からヘディングシュートを叩き込み、ゴールラッシュを締めくくった。「あれが自分の特長です」。190cmFWはニヤリと笑った。

 近年、陸上短距離界でサニブラウン・ハキーム(城西高)、先日まで開催されていた甲子園でオコエ瑠偉(関東一高)が注目されるなど、身体能力に勝る「ハーフ選手」の注目度が高まっている。

 ケネディエブスはオコエと同じ東京都東村山市出身でナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれた。6人兄弟の2番目。オコエとは境遇も同じで、妹はバスケット選手としても有望株なのだという。

 青森には中学校からサッカー留学。2つ年上の兄が青森山田でサッカーをしていたことに起因しており、来年、高校に進学すればともにプレーできることから、「一緒にプレーしたい」との夢を持っている。

 この日の5得点で、今大会の得点ランキングでも一気にトップタイに浮上した。優勝候補の筆頭だけに、まだまだ数字を伸ばす可能性は十分にある。「去年のキャプテンが4得点だった。それを超えた5点がまずは目標だった。目標は得点王です」。

 チームとしてはもちろん連覇が目標。ただ「もちろん目標は優勝ですが、最終的には高円宮杯(※)で優勝したい」。全中優勝は最高の通過点になる。

※高円宮杯=高円宮杯U-15 全日本ユースサッカー選手権大会。12月に開催され、地域U-15リーグと高円宮杯地域予選を勝ち抜いたU-15世代の32チームが出場し、世代の頂点を目指す。

(取材・文 児玉幸洋)
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