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9秒で失点、退場、PK献上…バイエルンが「クレイジー」な逆転勝利

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[8.22 ブンデスリーガ第2節 ホッフェンハイム1-2バイエルン]

 ブンデスリーガは22日、第2節2日目を行い、バイエルンは敵地でホッフェンハイムと対戦し、2-1で逆転勝ちした。開始9秒での失点。前半の負傷交代。後半には退場者を出し、PKも献上。ポストやクロスバーにも阻まれた。それでも後半45分の勝ち越しゴールで逆転勝利。10人になりながら開幕連勝を飾ったジョゼップ・グアルディオラ監督は「最後の10分間はクレイジーだった」と興奮気味に振り返っている。

 キックオフ直後、自陣でのDFダビド・アラバのパスミスからブンデスリーガ史上最速タイ記録となる開始9秒で先制点を許したバイエルン。前半36分にDFメフディ・ベナティアが右太腿を痛めて負傷交代するアクシデントにも見舞われた。

 それでも前半41分、MFドウグラス・コスタの強烈な左足シュートをGKが弾いたところにFWトーマス・ミュラーが詰め、1-1の同点に追いつく。後半21分には鮮やかな連係から最後はMFアルトゥーロ・ビダルが決定機を迎えるが、シュートはクロスバーに嫌われた。

 すると後半28分、DFジェローム・ボアテングがPA内でハンドの反則を取られ、2枚目の警告で退場となる。さらに、このプレーでPKを献上。ところが、ホッフェンハイムMFオイゲン・ポランスキのキックは右ポストを叩き、絶体絶命のピンチを逃れた。

 後半36分、ミュラーがゴールネットを揺らした場面では直前にハンドを取られた。同43分にはCKに合わせたミュラーのヘディングシュートがポストを叩く。10人で怒涛の猛攻に出たバイエルン。2点目が遠かったが、試合終了間際の後半45分、ドウグラス・コスタが右サイドからマイナスに折り返したボールをMFマリオ・ゲッツェがスルーし、FWロベルト・レバンドフスキが右足で押し込んだ。

 劇的な決勝点。さまざまなアクシデントを乗り越え、勝ち点3をもぎ取った。「勝利できたこと、そしてチームのパフォーマンスに満足している。この数年、我々はホッフェンハイム戦では問題を抱えていたので、難しい試合になることは分かっていた」。グアルディオラ監督はクラブの公式サイトでそうコメントし、「最後の10分間はクレイジーだった。我々にとって、過去3年のブンデスリーガで最高の試合の一つだ」と評した。

 2試合連続ゴールで開幕2戦3発となったミュラーは「気温もそうだが、熱い試合だった」と表現。「僕たちは一人少なくなってからも遅れを取ることはなかった。骨の折れる試合だったが、最後には報われたよ」と、勝利という結果に満足していた。

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