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長谷川アーリア、サラゴサの公式戦デビューも…地元メディアはそのプレーに懐疑的

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 23日にリーガエスパニョーラ2部第1節ミランデス対サラゴサが行われ、サラゴサMF長谷川アーリアジャスールが同チームの公式戦デビューを果たした。

 サラゴサはこの試合、48分にセットプレーからDFレアンドロ・カブレラの得点で先制したが、81分にFWアンドン・プラッツに同点弾を許して1-1で勝ち点1を分け合った。長谷川は先発フル出場を果たし、4-2-3-1システムの2列目でプレー。FC東京、C大阪でも長谷川を指導した、ランコ・ポポビッチ監督の同選手に対する信頼は絶大なようだ。

 しかしながらスペインメディアにおいて、長谷川の扱いは辛辣なものとなっている。スポーツ新聞の全国紙の電子版では、この試合の同選手のプレーについて触れられず、アラゴン州の一般紙『ペリオディコ・デ・アラゴン』の電子版では批判的な見解が掲載されている。

 アルフォンソ・エルナンデス記者が執筆した『ペリオディコ・デ・アラゴン』電子版の記事では、ミランデス戦前半の長谷川について「アーリアの貢献はわずかか、ほとんどない」と記され、後半は交代枠を一つ残しながらも「戻らない」長谷川をピッチから下げないポポビッチ監督の采配を批判。さらに総括部分では、「サラゴサの魔法の2列目で、アーリアはまだ閃きを見せず。この日本人については、じつに心配だ」とも綴られている。

 サラゴサの次戦は、29日に本拠地のラ・ロマレダで行われるリーガ2部第2節アルメリア戦。昨季に2部降格となった強敵との対戦だが、開幕戦で懐疑的な目を向けられた長谷川は存在感を見せられるのだろうか。

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