beacon

充実の香川、公式戦2戦連発に「次の試合も取れるように」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.23 ブンデスリーガ第2節 インゴルシュタット0-4ドルトムント]

 ブンデスリーガは23日、第2節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でインゴルシュタットと対戦し、4-0で快勝した。左インサイドハーフで先発した香川は後半39分に今季リーグ戦初ゴールをマーク。20日のELプレーオフ第1戦・オッド戦(4-3)に続く公式戦2試合連続ゴールで開幕2連勝に大きく貢献した。

 ノルウェーで行われたELプレーオフから中2日。「中2日だと、どうしても疲れがまだ体に残っている。ましてやこういう(暑い)天気で、ピッチも難しかった」。序盤から引いて守るインゴルシュタットを押し込んだドルトムントだが、香川自身はやりづらさを感じていたという。

「特に前半は相手もハードに来ていて、当たりもすごく激しかったので本当に難しかった」。前半から鮮やかなコンビネーションでチャンスをつくるが、なかなか先制点を奪えない。香川も前半34分に決定機を迎えたが、トラップが大きくなり、シュートはクロスバーを越えてしまった。

「もちろん、チャンスがあった中で点が取れるに越したことはなかったけど、ああいうスピード感というのは慣れるのに時間がかかるし、そういう意味では後半にしっかり立て直し、早い時間帯に点を取れたことが良かった」

 スコアレスで折り返した後半10分、MFヘンリク・ムヒタリアンのスルーパスからDFマティアス・ギンターが先制点。同15分にはMFマルコ・ロイスのPKで追加点を挙げた。

 連続ゴールで2-0とリードを広げると、後半39分には香川が左足で今季リーグ戦初ゴールを決め、3-0と試合を決定づけた。同45分にもFWピエール・エメリク・オーバメヤンがダメ押しの4点目を決め、2試合連続となる4-0完勝で開幕2連勝を飾ったドルトムント。同じく勝ち点6のバイエルン、レバークーゼンを得失点差で上回り、首位に立った。

 トーマス・トゥヘル新監督の下、EL予選、DFBポカールを含め、無傷の公式戦6連勝。6試合で20得点3失点という完璧なスタートを切った。「失点もしなかったし、ビッグチャンスもそんなに与えていないと思う。守備の集中力がチームとして徹底していると思うし、それが良かったから後半につながったのかなと思う」。守備面の手応えを語る香川はこれで公式戦2戦連発。「本当に続けていく必要があるので、次の試合も取れるようにがんばっていきたい」と、充実した表情を浮かべていた。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2015-16特集

TOP