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[Football Creator #5]名誉挽回の初完封、チェフが見せた2つのビッグセーブ

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 アディダスから新たに発表されたフットボールスパイクの「X(エックス)」と「ACE(エース)」は、現代サッカーに求められる“Football Creator(フットボールクリエーター)”のために開発された新モデルだ。ゲームを創り、ピッチを支配するプレーメーカー=「ACE」。予測不可能なプレーで“違い”を生み出し、ゲームを決めるゲームチェンジャー=「X」。2つのタイプから成る“Football Creator”を連載形式で取り上げていく。

 今夏の移籍市場を賑わせた大型移籍の一つが、チェルシーからアーセナルへ新天地を求めたGKペトル・チェフだった。同じロンドンに本拠地を置くライバルチームへの移籍。33歳で新たな挑戦を始めたチェフは33番を背負い、“ガナーズ”のゴールを守っている。

 8月2日、昨季プレミアリーグ王者のチェルシーと昨季FA杯覇者のアーセナルが激突したFAコミュニティーシールド。いきなり古巣相手に大一番を迎えたチェフは見事にチェルシーの攻撃陣を完封し、1-0でアーセナルにタイトルをもたらした。

 上々の滑り出しに思われたが、1週間後のプレミアリーグ開幕戦で“想定外”の事態が待っていた。チェフのミスもあり、ホームでウエスト・ハムに0-2の零封負け。まさかの黒星発進にチェフ自身も「こういう初戦になることはシナリオ外だった」と落胆を隠せなかった。

 それでも翌週のクリスタル・パレス戦を2-1で制し、今季リーグ戦初勝利。そして24日の第3節でホームにリバプールを迎えると、チェフがその“価値”を証明して見せた。

 前半39分、サイドからのクロスに合わせたFWクリスティアン・ベンテケのシュートを至近距離でセーブ。さらに前半終了間際の45分にもMFコウチーニョのミドルシュートに鋭い反応を見せ、チェフの指先をかすめたボールはわずかにコースが変わってポストを叩いた。

 チェフが見せた2つのビッグセーブ。スコアレスで前半を折り返すと、後半は一転してアーセナルのペースで進んだ。結局、攻撃陣がチャンスを生かせず、試合はスコアレスドローに終わったものの、移籍後初となるプレミアリーグでのクリーンシートにアーセン・ベンゲル監督はもちろん、敵将であるブレンダン・ロジャース監督からも称賛の言葉が贈られた。

 失意の開幕戦後、自身の『ツイッター』に「明日はまた別の日だ。次の試合に向けて準備だ」と投稿していたチェフ。“有言実行”となる名誉挽回のセービングが、これから続く長いシーズンにおいて、アーセナルの大きな力となるのは間違いない。

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