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[MOM1470]興國MF村岡正梧(1年)_存在感発揮した元CBのボランチ、Aチーム主力の従兄弟に続く活躍を

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[8.27 関西U-16~Groeien~2015第8節 野洲高 0-5 興國高 伊勢ヴィレッジA]

 この日首位に浮上した興國高は中学時代までCBだったという1ボランチ、MF村岡正梧の存在感が光った。少ないタッチで攻撃をコントロールするMFは野洲のプレスにも「身体がデカいんで(1年生相手では)キープとかできるし、キックも精度がいいのでそこが自分の持ち味ですね」と相手の前に体を入れてキープ。「(興國の1ボランチとして必要なことは)攻守にわたって関わることだと思います。守備でも、攻撃でも活躍できるようにタフにして、パスとか自分の武器というものを出せるようにしたい」という村岡は2点目のPKを決めるなどマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 C大阪の育成組織に所属していた中学時代はCB。高校入学後にボランチを務めるようになったが、当初は「後ろからのプレッシャーと前からのプレッシャーが来て、どこに前にパスを出せばいいのか分からなくて、CBにリターンするしかなかった」と明かす。それでも経験を積みながら前を向いてのプレーを増加。過去の経験も活かして守備面で貢献していたことはもちろん、スペースがあれば自ら力強いドリブルで持ち上がり、サイド、前線へパスを入れるなどチームの中心としてプレーした。
 
 6月にU-16日本代表と行った練習試合は欠場。そこで評価されてU-16代表入りやAチームのレギュラーの座を掴んだCB塩崎悠司の活躍が悔しさを募らせた。「目の前のチャンスをものにできなくて。その時怪我で外から見ていることしかできなかった。とても悔しかった」。だが、今は目の前のチャンスを活かすことに集中。まずは「関西U-16~Groeien(育てる)~2015」優勝に貢献してアピールする。

 Aチームで1ボランチを務める注目MF高原大知(3年、ミズノカップIN香川MVP)は母の姉の息子で従兄弟に当たる。2学年上の先輩でもある高原の後任を狙うMFは「個人でも結果を残せるように。今回はPKだったんですけど毎試合毎試合点を取ったりアシストできるように。目標は上のステージで活躍すること。ここに来れているのもお母さんとか周りのお蔭なのでそれを心に秘めてプレーしたいです」という思いを持って努力を続ける。
 
(取材・文 吉田太郎)
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