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「代表への気持ちは強い」横浜FM齋藤、12年シーズン以来の1試合2発!!

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[8.29 第2ステージ第9節 横浜FM 4-0 浦和 日産]

 キレのある動きを披露してピッチ上で躍動した横浜F・マリノスMF齋藤学。第1ステージは全17試合に出場しながらも1得点に終わったが、第2ステージ開幕戦でゴールを奪うと、ここ4試合で2得点と徐々に調子を上げてきている。そして、浦和戦で今季初となる2得点を叩き込むこととなった。

 序盤から鋭い動きで浦和守備陣に脅威を与えた齋藤に前半33分、チャンスが訪れる。左サイドのFW伊藤翔からクロスが送られると、齋藤は寄せてくるMF宇賀神友弥に体を当てて相手の体勢を崩させてボールをトラップ。距離を詰めてくるGK西川周作の脇を抜けるシュートでゴールネットを揺らし、自身1点目を奪取した。

「翔くんがすごく良い形でボールを持っていたので、裏への抜け出しを意識していました。相手が来ているのも分かっていたので、相手にしっかり体をぶつけてスペースを確保して自分のボールにできた。あとは、うまく流し込めました」と笑顔を見せた。

 さらに後半14分、自陣ででこぼれ球を拾うと、MF中村俊輔に預けて自らはゴール前まで一気に走り込む。右サイドに開いたMFアデミウソンが中村のスルーパスを呼び込むと、フリーで走り込んだ齋藤にアデミウソンからパスが通る。「いいポジションに走ったらいいボールが来た」。トラップから左足を振り抜くと、ボールは豪快にネットを揺らし、リーグ戦では12年シーズン第33節札幌戦以来となる自身2得点を記録した。

 この日は日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督が視察。ブラジルW杯メンバーに名を連ねていた齋藤は、「W杯はすごく悔しかったので、代表への気持ちは強い」と話しながらも、「マリノスでどれだけ上に行けるかが大事なので、マリノスでいい試合を重ねて代表に入っていきたい」とまずはチームでの爆発を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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