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[MOM1476]四日市中央工DF東憲也(1年)_目腫らしても「ボールから逃げない」気迫の守りで無失点

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.28 関西U-16~Groeien~2015第9節 神戸弘陵高 0-0 四日市中央工高 伊勢ヴィレッジA]

 四日市中央工高のCB東憲也は前日の初芝橋本高戦でバッティングして左目の上を大きく腫らしたまま90分間のプレー。7月の大阪桐蔭高戦では同じように接触プレーで右目上を腫らしていたというが、自身の持ち味を「ボールから『逃げない』というところですね。ゴール守るためには身体張らないとダメだと思うので、そういうところはしっかり強く行きたいと思っています」と笑うCBは、この日もボールから「逃げない」で頭から飛び込んでクリアするなど身体を張ったプレーを連発して無失点の立て役者となった。

 対戦した神戸弘陵は逆転優勝するために大量得点が必要だった。その気迫、勢いを感じながらの90分間だったが、四日市中央工はその攻撃を最後まで跳ね返した。特に東は危険なシーンでシュートによく足を出してブロックし、PAに落ちるボールに素早く反応してクリア。また、170cm強ほどの身長ながらも「身長も関係あると思うんですけど、タイミングとポジショニングが大事だと思うので心がけています」というヘディングで競り勝って、ゴールを割らせない。

 そして無失点で終えた試合を「関西リーグ最後の試合でしたし、守備は無失点で終わるのが一番大切だと思うのでスライディングとか最後は気持ちで守った感じです。GKも頑張ってくれたので、最終ラインも全員で声かけて、全員で守ることができました」と振り返った。

 CBとしては決して長身ではないが、ゴール前でピンチを潰してくれる頼りになる存在。「先輩の舘幸希さんは身長大きくないけれど、ヘディング絶対勝つので尊敬しています」とAチームのDFリーダーに憧れるDFは「このグロイエンで身に着いたものとか、自信になったものをもっと上のピッチで活躍できるように、B戦からアピールしていって(今年の)選手権出ることができたら、出たいです」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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