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LFP:「デ・ヘア騒動の事実関係はマドリー側の説明に近い」「マドリーは特別扱いを要求しなかった」

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 スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、マンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアレアル・マドリー移籍が実現しなかった一件についてマドリー側の対応を擁護している。

 この夏の移籍市場を大きく騒がせてきたスペイン代表GKの移籍は、スペインの移籍市場最終日の8月31日に決着するかに見えたが、マドリーGKケイラー・ナバスのユナイテッド移籍も含めた取引は両クラブ間で合意しながらも手続きが間に合わず不成立に終わった。

 両クラブはこの一件についてそれぞれの見解を示し、移籍が成立しなかった非は相手チームにあると責めている。ユナイテッド側は必要な手続きを期限の31日24時までに完了していたとして、マドリー側に手続きの遅れがあったと主張。マドリーは、最終日の午前まで交渉を始めることに合意しなかったとしてユナイテッドを非難した。

 テバス会長は、優れたスペイン人GKであるデ・ヘアがリーガエスパニョーラでプレーすることを望んでいたとした上で、マドリー側の主張がより事実に近いと感じられると語った。スペイン『アス』『マルカ』などが伝えている。

「私は弁護士であり、こういう状況では出来事について2つ、3つ、4つの解釈があると分かっている。私の知る限りでは、実際に起ったことはレアル・マドリーが行った説明に最も近い」

 手続き上、移籍が成立しなかったのはFIFAのトランスファー・マッチング・システム(TMS)上での登録が間に合わなかったためだ。だがマドリーはTMSへのアクセスが受けつけられなかった後、2選手の移籍に関して訴えが認められる可能性を考慮し、0時26分にLFPに必要書類を送付したとのことだ。

 テバス会長は当日のマドリーとのやり取りを振り返り、次のように述べている。

「LFPにとっては、ダビド・デ・ヘアに関する問題は何も存在しない。選手は登録されておらず、必要書類は定められた時刻までに提出されなかったからだ」

「マドリーからは0時過ぎに電話を受けて話をした。説明を受けたが、彼らは期限を過ぎたことを分かっていたし、私は何もプレッシャーを感じることはなかった。何も特別な扱いを要求するために電話してきたわけではない。マドリーはルールを理解しているからだ」


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