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乾、エイバルでの滑り出しは順調 スペイン語の習得にも意欲

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 今夏エイバルに加入したMF乾貴士は、新天地で順調な滑り出しを見せている様子だ。スペイン『マルカ』が伝えた。

 フランクフルトとの契約を解除してエイバルに加入した乾。エイバル第二監督のイニャキ・ベア氏は現役時代にオーストリアでプレーした経験があり、ドイツ語に精通している。そのため、現時点ではベア氏が練習中にドイツ語で乾に指示を与えているという。また入団会見ではバスク語での一言が求められるなど、現地で使われる言語の習得にも期待が懸かっている。

 まだスペイン語を話せない乾だが、言語の習得には熱心なようだ。ロッカールームでは敬意を示す態度と自然体な姿でチームメートから信頼されているものの、分からない単語に対して6回繰り返して記憶に努めるなど積極的な姿勢を示している。「ありがとう」「お願いします」「こんにちは」「さよなら」など簡単な単語はすでに習得しているとされる。

 一方、エイバルは乾が日本食を恋しく思わないように粋な計らいをしている。乾の合流初日、サン・セバスティアンにある日本食レストランに乾を招待したという。乾はバスクの郷土料理であるタラのオリーブオイル焼きが気に入り、クラブの気遣いに感謝を示したという。

 また乾は1日に住居を決定している。エイバルの本拠地イプルアの近くに住むことになる。代理人が2日にスペインを去ってからは、乾が望んだ場合、アシスタントが買い物などに付き合ってくれるようだ。

 ホセ・ルイス・メンディリバル監督との関係も良好な様子だ。乾は練習前に抱擁をするなど愛情深い指揮官として知られるメンディリバル監督に好印象を抱いている。出場機会を得るため、練習で本来のパフォーマンスを見せることが求められている。

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