beacon

ハリルJ初ゴールも逸機を悔やむ香川「あってはいけないミス」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.3 W杯アジア2次予選 日本3-0カンボジア 埼玉]

 諸手を挙げて喜ぶわけにはいかなかった。出場5試合目でハリルジャパン初ゴールを決めたMF香川真司(ドルトムント)は3-0という結果について「5、6点入らないといけない試合だった」と振り返りつつ、「でも一番は勝つこと。勝ったことが一番評価されるべきことだし、この勝利を次につなげたい」と、勝利という結果を前向きにとらえた。

 しかし、自分自身のパフォーマンスに満足することはできなかった。2-0の後半16分、FW岡崎慎司のシュートのこぼれ球を右足で押し込み、ハリルジャパン初ゴールをマークした背番号10。しかし、「ホッとしたというか……。前半決めないといけないところで外した。必ず決めないといけなかった」と、得点シーンよりも決定機を逃した場面を悔やんだ。

 前半30分、DF酒井宏樹の右クロスに右足で合わせた場面は、フリーでゴール前に走り込みながらゴール右へ外した。同40分にはMF山口蛍とのワンツーでPA内に切れ込むも、シュートはGKの好セーブに阻まれる。さらに同42分、FW武藤嘉紀が左サイドをえぐって折り返すと、ゴール前でフリーの香川は押し込むだけだったが、右足に当たったボールは力なくGK方向に飛び、キャッチされた。

 前半42分のシーンについて「慎重に行き過ぎて、かかとに当たった。あってはいけないミス」と悔やんだ香川。「決めないといけないチャンスが2、3点あった。それを決めないといけなかった」と反省し切りだった。

(取材・文 西山紘平)

●ロシアW杯アジア2次予選特集

TOP