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[MOM1480]鹿島学園MF柳田慈英(1年)_流経大柏の全勝V阻止に守備で、声で貢献

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.5 Rookie League A Group第9節 流通経済大柏高 0-0 鹿島学園高 時之栖裾野G]

 石川秋彦コーチが「夏を越えて逞しくなったと思う」と評した鹿島学園高が最終節で流通経済大柏高の全勝Vを阻止。石川コーチは中盤で奮闘したMF柳田慈英をマン・オブ・ザ・マッチに挙げた。

 柳田は「自分はあまり試合に出れていなかったので、出る機会はしっかりやろうと思っていました。(きょうは)いつも出ている人が試合でいなかったので、最初から盛り上げていこうと思った」。Rookie League9試合で先発はこれが3試合目。チャンスを得た柳田は声でチームを支え、ボランチの位置で守備に奮闘。本人も「(流経大柏は)ロングボールも上手いし、下でも繋げるチームだった。でも1人1人が強く行けたから守れたと思います。(自分自身)声も出せていたし、競り合いも強く行けたと思います」と納得のプレーで戦い抜いた。

 いつもは攻撃的なポジションだが、この日はボランチでの出場。165cm、50kgの小柄なMFは泥臭く戦うことを意識していた。「自分はサッカーがあまり上手くないのでそういうところはしっかりやろうと思いました」。謙虚に自分の役割を全うしたMFは「Rookie League」を通して学んだことを活かしていた。「最初アップからどんどん盛り上げていかないとダメっていうことが分かったので、きょうもそういうところからムードを大事にした」。雰囲気よく試合に入ったチームはそれぞれが力を発揮して結果を残した。

 今後の目標について柳田は「これからも今まで通りにもっと声とか出して、チームを盛り上げていったりどんどんレベルアップしていきたい。個で負けないようにどんどん攻撃でもしっかり、足も速くないので基礎のところから頑張っていきたい」。謙虚に自分を磨き、上のステージで戦うことのできる選手になることを目指す。
 
(取材・文 吉田太郎)
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