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ハリル、大胆采配を自画自賛「おかしいと思われる交代もした」

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[9.8 W杯アジア2次予選 日本6-0アフガニスタン テヘラン]

 自らの采配に満足げだった。中立地とはいえ、実質的なアウェーゲームとなった一戦に6-0で快勝。3日のカンボジア戦(3-0)に続いて予選2連勝を飾ったバヒド・ハリルホジッチ監督は「6点取るというのは簡単なことではない。選手には『ブラボー』と伝えたい」と、まずは選手を称えた。

 カンボジア戦からは先発一人を変更し、左サイドハーフのFW武藤嘉紀に代わってMF原口元気を起用した。原口は約2年ぶりの先発で、ハリル体制では初先発だったが、前半10分にMF香川真司の先制点をアシストすると、後半5分にも香川の2点目をアシストした。

「原口は我々の組み立てに関して、かなり丁寧にやってくれた。かなりのことを(チームに)もたらしてくれたと思う」。左サイドから次々とチャンスに絡んだ原口に対し、高い評価を口にした。

 後半6分には決定機もあった。FW岡崎慎司の左クロスに原口が頭で合わせたが、GKが好セーブ。これには「得点するチャンスもあった。ヘディングシュートはキーパーが素晴らしいセーブをした」と、相手GKを称賛した。

 驚きだったのは、後半25分から原口を右サイドバックに下げたことだ。DF酒井宏樹に代えてFW宇佐美貴史を投入すると、酒井宏の抜けた右サイドバックに原口が入った。

「おかしいと思われるような交代もして、かなりオフェンシブに働きかけた」。攻撃的なアタッカーを右サイドバックに置く大胆な采配。このとき、すでに点差は5-0と開いていたが、「もっと点が欲しかったからだ」と説明し、「センタリングを増やすためだった。リスクを負ってもいいような点差が開いていた」と、その意図を明かした。

(取材・文 西山紘平)

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