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ハリルJ、次戦がヤマ場に…3連勝のシリアとオマーンで激突

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[9.8 W杯アジア2次予選 日本6-0アフガニスタン テヘラン]

 10月8日の次戦が、W杯アジア2次予選最大のヤマ場となりそうだ。2連勝で2勝1分の勝ち点7に伸ばした日本はE組2位に順位を上げたものの、依然、首位の座はシリアに譲っている。次の相手が、そのシリアだ。

 この日、6-0で快勝したとはいえ、MF長谷部誠が「6点取ったけど、欲を言えばもっと取れたところもある」と語ったように、100%満足するわけにはいかなかった。シリアは6月11日に同じテヘランでアフガニスタンと対戦したが、そのときのスコアも6-0。さらにこの日、シリアはアウェーでカンボジアに6-0で大勝した。

 3連勝で勝ち点を9に伸ばしたシリアは得失点差でも「+13」と、日本の「+9」を上回っている。E組最大のライバルであるシリアとは10月8日に中立地のオマーンで対戦するが、バヒド・ハリルホジッチ監督は「6点取ったことは悪くないが、次に対戦するシリアはより難しい相手になる。それに向けてしっかり準備していきたい」と、早くも1か月後の試合を見据えている。

「残念ながら選手はクラブに帰らないといけないので、私とトレーニングする時間はないが、(シリア戦が行われる)オマーンで3日間ぐらいトレーニングする時間を見つけて準備したい」。シリアとは過去に8度対戦し、7勝1分と負けていないが、直近では2011年1月のアジア杯グループリーグ第2戦で対戦し、2-1の接戦だった。

 アジア2次予選のレギュレーションでは、各組1位の8チームと各組2位のうち成績上位4チームの計12チームがアジア最終予選に進出する。中立地とはいえ、再び中東での試合となる直接対決が重要な意味を持ってきそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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