Jリーグは10日、8月度の「明治安田生命Jリーグ　コカ・コーラ 月間MVP」を発表し、J1は横浜F・マリノスに所属するMF齋藤学、J2はジュビロ磐田のFWジェイが受賞した。ともに初受賞となり、齋藤には賞金30万円、ジェイには賞金20万円が贈られる。

　齋藤の選考理由について、選考委員は「8月に開催された全4試合にフル出場し、3得点2アシストをマーク。チームの月間11得点中5得点に絡む活躍を見せ、4連勝となったチームの中心的存在となった」と説明。

「今季序盤はチャンスメーカーに回ることが多かったが、8月はフィニッシャーとしての存在感が増し、スプリント回数はチーム内トップの101回を誇り、アタックゾーンでのスピードアップで多くのチャンスを作り出した。また攻撃的なポジションでありながらタックル数が8回と、4試合で1失点の守備にも貢献していることがうかがえる」としている。

　8月開催の全4試合に出場すると6得点を挙げ、得点ランキング1位に躍り出たジェイについては、「特に第28節(vs京都)ではハットトリックを達成したほか、シュート数13回、枠内シュート数11回、シュート枠内率84.6%もリーグ内1位で決定力の高さが際立った。190cmの長身を生かした空中戦のみならず、ドリブルなど足元の技術も兼ね備え、随所で世界レベルのプレーを見せた」と高く評価した。