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愛妻の予言的中にのろける宇佐美「言うとおりになった」

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[9.12 J1第2ステージ第10節 鹿島1-2G大阪 カシマ]

 愛妻の“予言”が見事に的中した。7月25日のJ1神戸戦(2-1)以来、公式戦11試合ぶりのゴールを含む2得点でガンバ大阪を3連勝に導いたFW宇佐美貴史は「自分らしい突破からのゴール。すごく手応えは感じている」と、会心の2ゴールを振り返った。

 前半29分、FWパトリックとのワンツーで中央を持ち上がり、ドリブルでDFファン・ソッコのスライディングタックルもかわすと、PA手前から右足を一閃。ミドルシュートはDF青木剛の股間を抜け、ゴール左隅に突き刺さった。

「完全に個で取ったゴール。(DFの)股が空くようなドリブルをしたつもりだし、股が空くと思っていた。そこは狙いどおりだった」。得点後はベンチ前の長谷川健太監督のもとへ駆け寄った。

「常にハッパをかけられていたし、なかなか点が出ない中でアドバイスをもらったり、常に使い続けてもらっていた。そうやって(ベンチ前に)行くことが恩返しになるかなと思った」

 クラブ、代表を含めて公式戦10試合連続で得点から遠ざかっていた宇佐美にとって、実に49日ぶりのゴール。前半39分にもパトリックからパスを受け、PA内右で縦に仕掛けて右足を振ると、対峙した青木の足に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

「ワンタッチでシュートするイメージで走っていたけど、(パトリックからのパスのタイミングが)ちょっとズレた。でも、そこから仕掛け直して、ラッキーな形だったけど、ゴールにつながって良かった」。強引な仕掛けから執念で奪った2得点目。ゴールの感覚は久々だったが、試合前日に蘭夫人がゴールを“予言”していたのだという。

「9月はいつもいいことがあるから、たぶん次は決められると思う」。大阪の自宅を出発するとき、第一子を妊娠中の愛妻にそう声をかけられた。9月17日が誕生日でもある蘭夫人。3年前の12年9月16日、当時ホッフェンハイムでプレーしていた宇佐美は1日早いバースデーゴールを約束し、実際にフライブルク戦でブンデスリーガ初ゴールを決めていた。

「ドイツでも9月に2点取ったり、9月はいつも嫁さんが見ていて、いい月になっているらしくて。『そんな予言みたいな一言で変わるわけない』って捨て台詞を吐いて出てきたんですけど、言うとおりになった」とのろけた。

 蘭夫人の24歳の誕生日でもある今月17日の前日16日にはACL準々決勝第2戦・全北現代戦(万博)が控えるが、宇佐美は出場停止。「前日の16日の試合には出られないので」と、一足早いバースデーゴールに安堵すると、「次はチームを応援することしかできない。次の舞台に連れて行ってくれると信じてチームを応援するし、自分は次の松本山雅戦に向けて準備したい」と、表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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