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「少しでも元気を…」水戸が首位・大宮撃破!5試合ぶり勝ち点3

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[9.13 J2第31節 水戸1-0大宮 Ksスタ]

 水戸ホーリーホックがホームで首位・大宮アルディージャを1-0で下した。水戸は7月26日の横浜FC戦以来、5戦ぶりの白星。大宮は3戦未勝利(1分2敗)となった。

 水戸市のある茨城県は今週、台風18号による大雨の影響で甚大な被害を受けた。この日の試合前にクラブは義援金募金活動も実施。「今週はトレーニングを含めて、なかなかできる環境ではなかった」と西ヶ谷隆之監督が話したように、難しい状況で試合開催日を迎えていた。

 ただチームは一丸となって、首位・大宮に立ち向かった。そして後半20分、中央でFW鈴木武蔵がボールをカットすると、左サイドに展開。DF田中雄大がクロスボールを入れると、MF鈴木雄斗が左足で押し込み、決勝点を奪った。

「気持ちの部分で乗り越えて、相手に向かって行ってくれた」とイレブンの奮闘を称えた西ヶ谷監督。鈴木は「大雨によって、いろんな苦しんでいる方がいる中で、僕らは恵まれた環境で(サッカーを)やらせてもらっている。これで少しでも元気になってくれたらうれしいなと思います」と話し、頭を下げてインタビューを終えた。

 対する大宮はリーグ戦はここ3戦白星から遠ざかる結果となった。ただ2位磐田との勝ち点差はまだ「11」と、独走状態に変わりはない。次戦はホームでのC大阪戦。上位チームを叩いて、J1昇格へ向けたラストスパートに繋げたい。


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