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長友がインテルに残留した理由は?今後はどうなる?代理人が振り返る

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 日本代表DF長友佑都はこの夏、去就が騒がれながらもインテルに残留した。代理人の一人によると、ジェノアサンプドリアへの移籍が実現しなかった理由は、インテル以外のイタリアのクラブでプレーしたくないという長友の想いにあったようだ。

 クラブとの契約が最後の一年となり、ロベルト・マンチーニ監督の構想から外れたとされる長友にとって、この夏はインテルに移籍してから最も周囲が騒がしいプレシーズンとなった。ジェノヴァの2クラブやプレミアリーグ、リーガエスパニョーラ、さらにはトルコリーグと、欧州各地のクラブからの関心が騒がれた。

 インテルはバルセロナからDFマルティン・モントーヤを獲得し、マーケット最終日にはマンチーニ監督がかつて指揮したDFアレックス・テレスガラタサライから加わった。両サイドバックに新たな戦力を加えたのだ。それでも、長友はインテルに残った。

 代理人の一人であるフェデリコ・パストレッロ氏は、イタリア『Sportnotizie24.it』で、長友の夏をこのように振り返っている。インテル専門サイト『fcinternews.it』が伝えた。

「ジェノアとサンプドリアが佑都の獲得を求めた。サイドをカバーするための選手を必要としていたクラブだ。(ジェノアのジャン・ピエロ・)ガスペリーニ監督は長友を欲しがった。だが実際は、長友本人がインテル以外のイタリアの別のクラブに行くことを望んでいなかったんだ」

 一方で、イタリア以外のクラブへの移籍については、具体的な動きがあったようだ。

「我々は国外の2クラブと具体的な交渉をした。一つはスペイン、もう一つはイングランドだ。だが、最終的には主にインテルに関する理由でまとまらなかった」

 インテルに残った長友だが、状況が厳しいことは変わらない。セリエAが開幕してから3試合、長友が出場したのは、第2節カルピ戦の終盤10分だけだ。13日のミラノダービーでは、DFフアン・ジェズスが負傷交代した際も、新加入のA・テレスが起用されている。

 長友にインテルでの未来はあるのだろうか。シーズン途中の1月に移籍する可能性はあるのだろうか。パストレッロ氏の言葉を聞く限り、今はまだ何も決まっていないようだ。

「契約を延長するのか、1月にほかのクラブからリクエストがあるのか、あるいはシーズンを終えてフリーとなるのか…今後については、(代理人のロベルト)佃氏と決めていく」


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