beacon

ファーガソン氏、監督業引退の理由を語る 「妻が…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 アレックス・ファーガソン氏が、マンチェスター・ユナイテッドの監督を退いた理由を明かした。家族への愛が監督引退を決意させた。

 伝説的な監督だったファーガソン氏は、マンチェスター・ユナイテッドでの26年間で、38ものトロフィーを手にした。そして2013年、引退を決意した。71歳でのことだった。

 名将の突然の引退に、世界中が驚いた。ファーガソン氏自身にとっても、1年ほど前には、引退のつもりはなかったという。

 今回、自伝発売に際し、イギリス『ガーディアン』のインタビューに応えた。その中で、引退の理由を明かしている。

「間違いなく続けるつもりだった」とファーガソン氏は語る。その考えを変えたのは、妻のキャシーさんを思ってのことだった。実はキャシーさんは2012年、双子の姉妹のブリジットさんを亡くしている。

「ある晩、彼女がテレビを見ていた。天井を見つめていたよ。彼女は孤独なんだ、と気づいた」

 2002年に引退を考えた際、思いとどまるよう諭したのはキャシーさんだったという。

「でも、今回彼女に引退すると話したときには、何も反対しなかった。そうしてほしいんだ、と分かったよ」

 ファーガソン氏が退いた後、マンチェスター・ユナイテッドはデイビッド・モイーズ、さらに今はルイス・ファン・ハール監督に率いられている。今季はプレミアリーグ第5節まで戦い、3勝1分1敗で3位につけている。

●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP