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香川、圧巻の1G1A!!右足アウトで今季公式戦5ゴール目

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[9.20 ブンデスリーガ第5節 ドルトムント3-0レバークーゼン]

 ブンデスリーガは20日、第5節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでレバークーゼンと対戦し、3-0で快勝した。トップ下でフル出場した香川は前半19分の先制点をアシストすると、後半13分に自ら追加点。チームの開幕5連勝に大きく貢献した。

 開幕4連勝中の勢いそのままに立ち上がりから攻勢に出るドルトムントは前半14分にMFヘンリク・ムヒタリアンがMFイルカイ・ギュンドアンとのワンツーから強烈な右足ミドルを放つ。同15分には香川のサイドチェンジからMFヨナス・ホフマンが右サイドを抜け出し、マイナスの折り返しを香川がワンタッチで落とすと、ギュンドガンが右足を振り抜いたが、ゴール左に外れた。

 先制は前半19分。自陣深い位置で相手のスローインをDFマッツ・フンメルスが跳ね返すと、ハーフウェーライン手前から香川が倒れ込みながら左足で前線にロングフィードを送る。GKベルント・レノがゴールを空けて飛び出すが、目測を誤ってクリアし切れず、ホフマンが無人のゴールへ右足で流し込んだ。

 香川は2試合ぶり今季3アシスト目となり、ドルトムントが先制に成功。レバークーゼンも直後の前半20分、MFハカン・チャルハノールのスルーパスにFWハビエル・エルナンデスが抜け出したが、右足アウトサイドで狙ったシュートは枠を捉え切れない。同38分には今夏の移籍市場でドルトムントから加入したMFケビン・カンプルが右足でシュートを打ったが、GKロマン・ビュルキが抑えた。

 1点差で折り返した後半立ち上がりに両チームがビッグチャンスを迎える。ドルトムントは後半6分、MFユリアン・バイグルのスルーパスからFWピエール・エメリク・オーバメヤンがゴール前に抜け出すが、GKが1対1でセーブ。レバークーゼンも直後にエルナンデスが決定機を迎え、後方から押し倒されたようにも見えたが、主審の笛は鳴らなかった。

 すると後半13分、ドルトムントは相手陣内でDFマティアス・ギンターがボールを奪い、右サイドに開いたホフマンにパス。縦に抜け出したホフマンがマイナスに入れたボールをギュンドガンが横につなぎ、ムヒタリアンのラストパスに香川が反応した。PA内右で受けると、競り合いながら右足アウトサイドでシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、待望の追加点を奪った。

 香川のリーグ戦でのゴールは3試合ぶり今季2得点目で、ELプレーオフを含めると公式戦5ゴール目。後半19分にはホフマンに代わってMFアドナン・ヤヌザイがピッチに入った。同29分、ギンターが獲得したPKをオーバメヤンが決め、3-0。勝利を決定づけた。

 後半31分、右サイドのスペースを突いたオーバメヤンがマイナスのクロス。ヤヌザイが滑り込みながら左足で合わせたが、クロスバーを大きく越えた。ヤヌザイの後ろでは香川がより良い体勢で待っていたが、ボールは届かず、思わず大きなジェスチャーで悔しがった。

 最後まで攻め続けたドルトムントが3-0の完勝でレバークーゼンを一蹴。開幕から無傷の5連勝で勝ち点を15に伸ばすと、得失点差でバイエルンを抑え(ドルトムント+15、バイエルン+13)、首位をキープした。DFBポカール、ELを含めると、これで公式戦11戦11勝。トーマス・トゥヘル新監督を迎えたドルトムントの快進撃はまだまだ止まりそうにない。

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