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苦境続く名古屋、久米社長が謝罪「誇りとプライドを持ち、全身全霊を持って戦う」

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 名古屋グランパスの久米一正社長が、クラブ公式サイトに現在の苦しいチーム状況を謝罪する文章を掲載した。

 リーグ戦こそ年間10位につける名古屋だが、8月下旬から公式戦の未勝利が7戦続くなど、苦しい戦いが続いている。9月に入ってからはナビスコ杯で準々決勝でG大阪に敗戦。天皇杯ではJ3の町田に敗れ、早くも2回戦で姿を消した。そして19日に行われた敵地での川崎F戦では、1-6と大敗。試合後にはサポーターの不満が爆発し、クラブに意見書を提出していた。

 今回はそれに答える形で、久米社長の署名入り文章を公式サイトに掲載。2014年に就任した西野朗監督の下で、若手主体のサッカーへの転換を図っているが、「対戦相手チームの状況やその時の戦力を見ながら、現実的に戦える選手や戦術によって臨む試合が多くなっている」と、強化が上手く行っていない現状を嘆いた。

 ただ、「『勝利』を掴み取るためにできるサッカーを追求し、日々の練習から強い気持ちを持ち、西野監督の下、試合を最後まであきらめない姿勢を貫いていく」「ファン・サポーターの皆さまと共に、勝利の喜びを分かち合いたい」という強い気持ちに変わりはなく、「我々も皆様からより一層愛していただけるクラブとなるよう、努力してまいります。皆様も引続き、名古屋グランパスを愛し続けていただけるよう、お願い申し上げます」と呼びかけた。

 残り6試合となったリーグ戦、優勝争いも残留争いも遠い位置にあり、目標を見出しにくい状況だが、「Jリーグが開幕した1993年、最初の10チーム(オリジナル10)に選ばれた名古屋グランパスと致しましては、誇りとプライドを持ち、先輩方が積上げてきた歴史と伝統を守る為、残り6試合、全身全霊を持って戦い、ファン・サポーターの皆さまのご期待、激励にお応えできるよう、選手、監督、スタッフクラブ一丸となって戦ってまいります」と現状打破を誓っている。

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