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柿谷ベンチ外で日本人対決ならず…久保フル出場のヤングボーイズがバーゼルの連勝止める

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[9.23 スイス・スーパーリーグ第9節 ヤングボーイズ4-3バーゼル]

 スイス・スーパーリーグは23日、第9節を行った。FW久保裕也の所属するヤングボーイズはホームでFW柿谷曜一朗の所属するバーゼルと対戦し、4-3で勝利した。久保は先発フル出場も柿谷はベンチ外で日本人対決とはならなかった。

 先制したのはヤングボーイズだった。前半5分、FWミラレム・スレイマニが左サイドでドリブルで仕掛け、相手DFをかわして中央に切れ込んでシュート性のクロスを入れる。これは相手DFにカットされるが、そのボールが再びスレイマニの足もとへ入り、そのまま左足シュート。GKトマーシュ・バツリークがキャッチしたが、これがラインを越えていたとして得点が認められた。

 なかなかシュートまで持ち込めないバーゼル。それでも前半23分にセットプレーから同点に追いつく。MFマティアス・デルガドの右CKの流れからFWブレール・エンボロが右足で押し込み、試合を振り出しに戻す。しかし、同44分にアクシデント発生。同点につながるCKを入れたデルガドが負傷し、MFルーカ・ズッフィとの交代を余儀なくされた。

 同点とされたがヤングボーイズの勢いは衰えていなかった。前半終了間際の同45分、自陣からのフィードを胸トラップで受けたスレイマニが素早い反転からドリブル開始。スピードに乗った中央突破から左足シュートを叩き込み、2-1で前半を終えた。

 リードして迎えた後半19分、ヤングボーイズはMFレナト・シュテッフェンが右サイドで巧みに相手をかわしてクロス。これをFWアレクサンダー・ゲルントが右足ヒールで流し込み、3-1とリードを広げる。同29分にFKからDFマレク・スヒーに1点を返されたが、同36分に自陣のフィードに抜け出したゲルントがGKバツリークと接触しながらもヘッドで流し込み、4-2とした。

 ヤングボーイズは後半44分にDFヤン・レツヤクスがこの日2枚目の警告を受けて退場となり、終了間際に途中出場のFWマルク・ヤンコに得点を許すも残り時間を10人で守り抜き、4-3で勝利。バーゼルの連勝を8で止め、今季初の2連勝を飾った。

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