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FW起用闘莉王が1G1A!“最終手段”決行の名古屋が5試合ぶり勝ち点3

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[9.26 J1第2ステージ第12節 名古屋2-0神戸 パロ瑞穂]

 名古屋グランパスがホームでヴィッセル神戸を2-0で下した。名古屋は5戦ぶりの勝利。神戸は3連敗となった。

 “最終手段”に出た名古屋が、8月16日の松本戦以来、1か月半ぶりの勝利を挙げた。最終手段とは、田中マルクス闘莉王のFW起用。ストイコビッチ前監督も晩年、採用していた“苦肉の策”だが、西野朗監督もFW永井謙佑らの故障、さらに3連敗中と元気のないチーム状態に喝を入れるべく、闘将のFW起用を決断した。

 序盤は神戸が形を作った。前半29分には高卒ルーキーのMF増山朝陽が決定機を迎える。しかし、FW石津大介のクロスボールにスライディングで飛び込んだシュートは、この日がJ1通算599試合目の出場となったGK楢崎正剛に防がれ、先制点とはならなかった。

 すると流れは徐々に名古屋に傾きだす。そして前半35分、左サイドからのFKのチャンスを得ると、ニアサイドに飛び込んだDF竹内彬のシュートがクロスバーを直撃。跳ね返りを闘莉王が押し込み、先制点を奪った。

 後半も名古屋は積極的に追加点を奪いに行く。後半8分には闘莉王のチェックからボールを奪うと、MF磯村亮太から再び闘莉王へ。走り込んだMF小川佳純に流して、神戸を突き放した。

 守っては、ここ3試合で12失点していた名古屋守備陣が奮闘。これまで採用してきた3バックから4バックに変更した効果もあり、神戸に反撃を許さない。リーグ戦では4試合、公式戦では7試合ぶりの無失点に切り抜け、5試合ぶりの勝ち点3を手にした。


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