[9.30 欧州CLグループリーグ第2節 マルメ 0-2 R・マドリー]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は30日、グループリーグ第2節2日目を行い、A組ではマルメ(スウェーデン)とレアル・マドリー(スペイン)が対戦し、レアルが2-0の完封勝利を収めて2連勝を飾った。一方のマルメは2試合連続完封負けを喫している。

　開幕節でシャフタールに4-0と快勝したレアルが序盤から主導権を握って試合を進めるが、マルメの集中した守備を崩し切れずになかなか決定機を創出できない。前半16分にはFWカリム・ベンゼマのマイナスのパスからFWクリスティアーノ・ロナウドが狙うが、GKヨハン・ウィランドの守備範囲に飛んでしまった。

　しかし、前半29分にレアルが電光石火のカウンターから先制点を叩き込む。左サイドのDFマテオ・コバチッチのパスを受けたMFイスコが、右サイドを駆け上がるC・ロナウドを見逃さず。相手DFの股を通す絶妙なパスを通すと、フリーになったC・ロナウドが右足でネットに突き刺してスコアを1-0とした。その後も攻勢を掛けるレアルは同42分、ゴール前の混戦からDFダニエル・カルバハルがシュートを放つもクロスバーを叩き、追加点とはいかなかった。

　1-0とレアルがリードしたまま後半を迎えても流れは変わらず、レアルがボールを保持して試合を進める。後半6分には右サイドのベンゼマのクロスをDFアルベロ・アルベロアが胸で落とすと、走り込んだコバチッチがダイレクトで狙ったがボールはゴール左に外れた。さらに同21分には右サイドから切れ込んだイスコがベンゼマとのワンツーでPA内に進入するが、シュートはジャストミートしなかった。

　すると後半33分、DFヨシマール・ヨトゥンが2度目の警告を受けて退場。数的優位に立ったレアルは同35分、MFカゼミーロのパスからC・ロナウドがゴールマウスを捉えるシュートを放つもウィランドの好セーブに阻まれる。さらに同40分にはMFルカ・モドリッチのスルーパスから抜け出したC・ロナウドが狙ったが、ウィランドに右手1本でストップされて追加点を奪うには至らなかった。

　しかし、試合終了間際の後半45分、MFルーカス・バスケスのパスをC・ロナウドが押し込んでレアルが2-0の完封勝利を収めた。C・ロナウドはリーガ第3節エスパニョール戦の5得点、CL第1節シャフタール戦の3得点に続き、またもや複数得点を記録することとなった。

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