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レアル、“苦手”アトレティコから逃げ切れず…マドリード・ダービーはドロー決着

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[10.4 リーガ・エスパニョーラ第7節 A・マドリー 1-1 R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは4日、第7節を開催し、アトレティコ・マドリーレアル・マドリーによるマドリード・ダービーが行われ、1-1で引き分けた。昨季、スペインスーパー杯、リーガ、コパ・デル・レイ、CLで8度対戦した両チームの戦績はアトレティコが4勝3分1敗と圧倒。リベンジを果たしたいレアルだったが、今季の第1ラウンドでは勝ち点3を得ることができなかった。

 先制したのはアウェーのレアルだった。前半9分、中盤のMFカゼミーロからパスを呼び込んだDFダニエル・カルハバルが、DFフェリペ・ルイスを一瞬のスピードで置き去りにすると、ゴール前に送ったクロスをFWカリム・ベンゼマがヘッドで叩き込んでスコアを1-0とした。

 先制を許したアトレティコだったが、前半21分にビッグチャンスを迎える。DFセルヒオ・ラモスのパスをカットしたMFアンヘル・コレアのスルーパスから抜け出したFWフェルナンド・トーレスがゴール前まで運ぶも、S・ラモスに突破を阻まれてしまう。しかし、S・ラモスのコントロールミスを突いたMFチアゴ・メンデスがPA内でS・ラモスのファウルを誘ってPKを獲得。だがキッカーを務めたFWアントワーヌ・グリーズマンのシュートはGKケイラー・ナバスに弾き出されてしまい、同点の好機を逃した。

 1-0とレアルがリードしたまま後半を迎えると、後半5分、コレアのスルーパスに反応したF・トーレスが右足で狙うもゴールマウスを捉え切れず。対するレアルは同6分、DFマルセロのスルーパスからPA内に進入したFWクリスティアーノ・ロナウドが左足の強烈なシュートを放ったが、ボールはゴール左へと外れた。

 スコアが1-0から動かない中、両チームのベンチが動き、アトレティコは後半13分にFWルシアーノ・ビエット、同19分にFWジャクソン・マルティネスを立て続けに投入。レアルは同21分にMFイスコに代えて、9月15日のCL第1節シャフタール戦で負傷したFWガレス・ベイルを約1か月ぶりにピッチへと送り込んだ。

 後半36分に左サイドのMFヤニック・カラスコのクロスからビエットがヘッドで狙うもゴール右に外れるなど、なかなか同点ゴールを奪えなかったアトレティコだったが、同38分についにレアルゴールをこじ開ける。左サイドをスピードに乗ったドリブルで突破したJ・マルティネスのグラウンダーのクロスをニアに走り込んだグリエーズマンがヒールで流すと、ゴール前のビエットが押し込んで試合を振り出しに戻した。

 その後、両チームともに勝ち越しゴールを狙ったが、後半アディショナルタイムのJ・マルティネスの枠内を捉えたシュートがK・ナバスに弾き出されるなど最後までスコアは動かず。試合は1-1の引き分けに終わった。


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