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シメオネ、ベニテスと同じくダービーのドローを悔やむ「勝ち点2を失った」

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 4日のリーガ・エスパニョーラ第7節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのレアル・マドリー戦を1-1のドローで終えた。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、アトレティコこそが勝利に値したとの見解を示している。

 マドリーのラファエル・ベニテス監督は、終了間際に同点に追いつかれたことで「勝ち点2を失った感覚」と話していたが、シメオネ監督は自チームにとってそのような試合であったことを強調している。スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「感覚的には、我々が勝つべき試合で、勝ち点2を失ってしまった。前半は最初の10~12分間を抜かして、アンヘル・コレアのプレー、またPKといった重要な場面を迎えた。ただ早い段階でゴールを決めた彼らに、快適なプレーを許してしまったね」

「そして後半は、我々にとって素晴らしい内容になったという印象だ。チームは尻上がりに調子を上げ、同点に追い付き、マドリーがケイラー・ナバスの素晴らしいセーブで敗戦を免れた」

 また、ダニエル・カルバハルが前半に負傷交代を強いられたことが、アトレティコの恩恵になったとも話している。

「前半、我々に最も打撃を与えていた選手が彼だったんだ。迎えた後半には左サイドにカラスコを配置して、そのサイドからプレーを展開することが可能となり、またグリエーズマンに自由を与えることもできた」

 一方、グリエーズマンがPKをK・ナバスに止められたことについて問われると、「PKキッカーの選出については、(助監督の)ヘルマン・ブルゴスの担当だ。あの場面ではグリエーズマンの番だった」と返答。前半に際立った活躍を見せていたA・コレアを後半に代えた理由については、イエローカードを1枚提示されていたためと説明した。

「ボールを失った際に、審判から必要のないプレゼントをもらうことを恐れた。リスクが存在していると理解したんだよ」

 またベニテス監督が終盤にカリム・ベンゼマをマテオ・コバチッチに代え、逃げ切りを図ったことにも触れている。

「ベンゼマやクリスティアーノがピッチにいた方が、カウンターから危険にさらされると思うのは間違いない。そういった観点では、ベンゼマの交代によって我々は解放感を得られた」

「繰り返すが、今日の我々は勝ち点2を失った。後半は選手交代によって、さらに奥行きのあるプレーを見せられたわけだからね。ただ、我々のプレーが望んでいる地点にまで到達しているわけではない。ここには重要なチームから新たに加入した選手たちが存在しており、まだ若い彼らがアトレティコのようなチームに適応するのは簡単ではないんだ」


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