beacon

ファーガソン氏が告白 過去最も才能ありながら、泣く泣く手放した選手とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 マンチェスター・ユナイテッドを長年率いたアレックス・ファーガソン氏が最も後悔することとは何だろうか? ある天才MFを手放したことが、「最も悲しい一例」だったという。

 かつてマンチェスター・ユナイテッドに、天才的なMFがいた。下部組織で育ったMFラベル・モリソンだ。だが、プレミアリーグではプレーすることなく、2012年にウエストハムに移籍した。

 大きな期待を背負ったモリソンだが、問題はピッチ外にあった。泣く泣く手放したMFは今、セリエAのラツィオでプレーする。そのモリソンこそが今まで見た中で一番の天分の才を持っていたと、ファーガソン氏は伝記の中で明かしている。

「悲しいことに、(ライアン・)ギグスやクリスティアーノ・ロナウドと同じようなバックグラウンドを持ち、途方もない才能がありながら、幼少期の傷や内なる悪魔を乗り越えるだけの情緒的、あるいは感情的な強さを持たなかった選手たちの例がある」

「ラベル・モリソンは最も悲しい一例かもしれない。これまでサインしたどの若手よりも生まれ持っての才能がありながら、問題に巻き込まれ続けた」

 だが悲しいことに、そうした精神面も含めて才能なのかもしれない。だからこそ痛みを伴う決断をした。

「2012年に彼をウェスト・ハムに売ったのは、大きな痛みだった。素晴らしい選手になったかもしれないのだからね。だが、数年経ってもピッチ外の問題はエスカレートを続けるばかりで、カットする以外に選択肢がなかった」

 モリソンは今季のセリエAで、ここまで2試合に出場している。

●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP