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EURO出場を決めたスペインに6年ぶりの珍事

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 9日に行われたEURO2016予選グループCのルクセンブルク戦で、スペイン代表の先発メンバーにはレアル・マドリー所属の選手が1人も含まれなかった。6年以上ぶりの珍事だとしてスペイン『アス』『マルカ』などが伝えている。

 ビセンテ・デル・ボスケ監督はこの試合にGKカシージャス(ポルト)、DFフアンフラン(アトレティコ・マドリー)、ピケ、バルトラ、アルバ、MFブスケッツ(以上バルセロナ)、セスク(チェルシー)、カソルラ(アーセナル)、D・シルバ(マンチェスター・シティ)、ペドロ(チェルシー)、FWモラタ(ユベントス)という11人を先発起用。4-0の勝利を収め、来年のフランス大会行きを決めることになった。

 当初今回のメンバーに招集されていたDFセルヒオ・ラモスダニエル・カルバハルは負傷のため離脱し、チームに残ったDFナチョとMFイスコも先発メンバーには入らなかった。不動の守護神カシージャスも今季からポルトに移籍したため、2009年6月20日のコンフェデレーションズカップ・南アフリカ戦以来6年4か月ぶりにマドリー所属選手が不在のスターティングイレブンとなった。交代出場したマタ(マンチェスター・ユナイテッド)、ノリート(セルタ)、パコ・アルカセル(バレンシア)も含めてマドリーの選手はゼロだった。

 2009年当時もチームを率いていたデル・ボスケ監督が南アフリカ戦に起用したのはGKレイナ(リバプール)、DFプジョール、ピケ(以上バルサ)、アルビオル(バレンシア)、アルベロア(リバプール)、MFブスケッツ、シャビ(以上バルサ)、セスク(アーセナル)、FWリエラ、F・トーレス(以上リバプール)、ビジャ(バレンシア)という11人。ジョレンテ(ビルバオ)、パブロ・エルナンデス(バレンシア)、カソルラ(ビジャレアル)が交代出場し、このときもマドリー所属の選手がまったく出場しなかった。

 EUROおよびワールドカップ(W杯)の予選では、マドリーの選手が1人も先発しなかったのは22年ぶりとのことだ。ハビエル・クレメンテ監督が率いていた際のアメリカW杯予選デンマーク戦でのことだった。

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