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「コースは甘かったけど…」遠藤、直接FK弾!G大阪が連覇に王手

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[10.11 ナビスコ杯準決勝第2戦 G大阪2-0新潟 万博]

 ナビスコ杯は11日、準決勝第2戦を行い、ガンバ大阪が連覇に王手をかけた。ホームでアルビレックス新潟を2-0で下し、2試合合計3-2。2年連続の決勝進出を決めた。

 立ち上がりはホームでの第1戦に2-1で先勝し、敵地に乗り込んできた新潟が積極的な入りを見せた。前半21分、右サイドで粘ったFW山崎亮平がマイナスに折り返し、MF山本康裕が右足ミドルを狙ったが、ゴール上へ。同24分にも山崎がドリブルで左サイドを縦に突破し、ゴール前にクロスを入れたが、MF今野泰幸にクリアされた。

 FW宇佐美貴史、DF丹羽大輝、DF米倉恒貴、GK東口順昭の代表勢を欠くG大阪は前半38分、MF二川孝広がミドルシュートを狙うが、なかなか決定機をつくれない。新潟は前半44分、ロングフィードからDF西野貴治のクリアミスを突いた山崎が右足ボレーで狙うが、惜しくも右ポストを叩き、絶好の先制機を生かせなかった。

 すると、スコアレスで折り返した後半12分、G大阪がセットプレーのワンチャンスを生かした。左45度の位置で獲得したFK。MF遠藤保仁が右足で直接狙ったキックは壁の上を越えてGKの手を弾き、ゴールネットを揺らした。遠藤の鮮やかな直接FKで先制し、2試合合計スコアは2-2の同点。アウェーゴール数の差でG大阪が“リード”した。

 初の決勝進出のためには1点が必要となった新潟。後半18分、DF前野貴徳の左FKから山本が左足でシュートを打ったが、クロスバーを越える。同24分の山本の左足ミドルもGKに阻まれ、1点が遠かった。

 新潟は後半アディショナルタイム、右CKのチャンスにGK守田達弥がゴール前まで上がったが、逆にG大阪がボールを奪ってカウンターに出る。ショートパスをつないで最後は右サイドのタッチライン際からDF藤春廣輝が右足でロングシュート。ボールは無人のゴールに転々と吸い込まれ、2-0と突き放した。

 2試合合計3-2と逆転し、決勝進出を決めたG大阪。遠藤は試合後のインタビューで「(第1戦で)アウェーゴールも奪っていたので、我慢しながら先制点を取れれば優位に進められると思っていた」と振り返り、自身のFK弾については「コースがちょっと甘かったので、蹴った瞬間、どうかなと思ったけど、入ってくれた。貴重な先制点だったと思う」と納得の表情だった。

●ナビスコ杯2015特設ページ

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