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泥臭さを身につけた大器…鹿島MF山村、ボランチで存在感「ゲーム体力が向上してきた」

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[10.11 ナビスコ杯準決勝第2戦 鹿島4-1神戸 カシマ]

 この日の出場は、日本代表に招集されているMF柴崎岳に代わるボランチでの出場だった。「攻撃と守備のつなぎ役、バランスを取りながら攻撃に出ていく。そしてプレッシャーがかかっているところで逃げるようなパスを出すように意識してやっています」。攻守に存在感を見せると、公式記録上では、ダメ押し点となった後半37分のMFカイオのゴールでアシストを記録。鹿島アントラーズMF山村和也は、“代役”として余りある活躍を見せていた。

 山村は流通経済大から加入して4年目の25歳。大学在籍時はロンドン五輪を目指す日本代表に選ばれるなど活躍。鳴り物入りで鹿島に入団した。ただ、1年目のリーグ戦は18試合、2年目は24試合と試合数を伸ばしたものの、3年目の昨季はリーグ戦の出場はわずか8試合。完全にプロの壁にぶつかってしまった。今季も第1ステージの出場は5試合。第2ステージに入っても13節を終えて5試合とベンチを温める機会の方が多くなっている。

 しかし一戦一戦を大切に戦うという精神が山村を強くしている。柴崎が出場停止で巡ってきた9月12日の第2S第10節のG大阪戦に出場すると、走行距離は12.32kmを記録。リーグ全体で最も長い数値を叩きだした。「もともと自信がある」と話す運動量に、「ゲーム体力が向上してきたのかなと思います」と山村自身も成長を実感している。

 今後も柴崎がチームに戻れば、ベンチに戻る可能性が高い。それでも「CBでもボランチでも出たところでしっかりと結果を残したい」と強い意志を持って、今季の残り試合を戦うつもり。与えられた場面に全力で立ち向かう。泥臭さを身につけた大器は、もがきながらも確実に歩を進めている。

(取材・文 児玉幸洋)

●ナビスコ杯2015特設ページ

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