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前半不満も後半は評価、ハリル「たくさん学んだ」

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[10.13 国際親善試合 日本1-1イラン テヘラン]

 日本代表は13日、イラン・テヘランのアザディスタジアムでイラン代表と国際親善試合を行い、1-1で引き分けた。

 最新のFIFAランキングでは日本の55位に対し、アジア最上位の39位に位置するイラン。自ら対戦を熱望した一戦を終えたバヒド・ハリルホジッチ監督は試合後のインタビューで「たくさんのことを学んだ。このチームはもっとトレーニングすれば、もっとうまくなる」と収穫を語った。

 前半アディショナルタイムに不用意なPKから失点。前半はチャンスらしいチャンスをつくれないまま45分間を終えた。「前半の内容にはまったく満足できない」と厳しい表情の指揮官だが、「後半はだいぶ良くなった」と評価。後半3分にFW武藤嘉紀のゴールで追いつくと、その後も何度かチャンスをつくった。

 同時にピンチも招いたが、守備陣が耐え抜き、1-1のドロー。ミスも目立ったが、ギリギリのところで選手同士でカバーし合い、2点目は許さなかった。

 8万人収容のアザディスタジアムは親善試合ということもあり、空席も目立ったが、試合が経過するにしたがって観客も選手もヒートアップ。後半35分過ぎにはMF清武弘嗣が後方からFWサルダル・アズムンの激しいスライディングタックルを受け、両チームの選手が入り混じっての小競り合いに発展する場面もあった。

 球際での激しいデュエルは、まさに指揮官が求めていたもの。完全アウェーでの一戦に向け「ここでこそ本当のメンタリティーが見えるのではないか。そのときにこそ選手がどのようなパフォーマンスをしてくれるかハッキリ見えると思う」と語っていたハリルホジッチ監督は、交代枠6枚もフル活用し、敵地で選手の見極めを進めた。

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