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清武のCKから疑惑の決勝点…右腕でのゴールを認める大誤審

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[10.18 ブンデスリーガ第9節 ケルン0-1ハノーファー]

 ブンデスリーガは18日、第9節3日目を行い、MF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファーは敵地でFW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンと対戦し、1-0で競り勝った。トップ下でフル出場した清武は前半38分にCKから決勝点を演出。故障明けで3試合ぶりにベンチ入りした酒井も後半開始から途中出場した。大迫は先発したが、無得点のまま後半30分に交代している。長澤はベンチ外だった。

 疑惑のゴールが決勝点になった。ハノーファーは前半38分、清武が右CKを蹴ると、ニアでDFクリスティアン・シュルツが競ったこぼれ球をGKが前に弾く。これがゴール前に詰めていたMFレオン・アンドレアセンの右腕に当たり、そのままゴールネットを揺らした。

 当然、目の前で手に当たったのを目撃したケルンの選手たちは一斉にハンドをアピールするが、主審はゴールの判定。選手は主審、副審に猛抗議したが、判定は変わらず。ケルンのペーター・シュテーガー監督は自分のメガネを外すジェスチャーで誤審を皮肉った。

 1点ビハインドで折り返したケルンは怒涛の反撃に出る。しかし後半23分、MFミロシュ・ヨイッチの直接FKがGKロン・ロバート・ツィーラーが弾き出されると、同31分にも大迫に代わって入ったばかりのFWフィリップ・ホジナーが決定機を迎えたが、MFマルセル・リッセの右クロスに合わせたシュートはツィーラーが左足1本でセーブした。

 終盤は一方的にハノーファーを押し込んだケルンだが、後半41分、右クロスから酒井に競り勝ったFWアントニー・モデストのヘディングシュートもツィーラーがまたしてもビッグセーブ。最後まで1点を取り切れず、0-1で敗れた。

 ケルンは3試合ぶりの黒星で、ホームでの敗戦は昨年12月6日のアウクスブルク戦(1-2)以来、15試合ぶりとなった。ハノーファーは今季初勝利を挙げた前節・ブレーメン戦(1-0)に続く完封勝利で2連勝。順位も14位に浮上し、降格圏を脱出した。

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