beacon

苦しむチーム救う2発!! 千葉FWネイツ「正しい決断だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.18 J2第37節 千葉 2-2 大分 フクアリ]

 苦しむチームを救った。プレーオフ出場のためには勝ち点3を是が非でも手に入れたいジェフユナイテッド千葉だったが、前半35分までに大分に2点のリードを許してしまう苦境に立たされた。しかし、前半の決定機を得点に結び付けることができなかったFWネイツ・ペチュニクがチームに勝ち点をもたらす活躍を見せる。

 前半38分、右サイドを突破したMF水野晃樹のクロスから決定機を迎えたネイツはダイビングヘッドでゴールを脅かしたが、GK武田洋平にストップされた。「前半、ゴールを決めるべきチャンスがありましたが、私はそれを決め切れなかった」。好機を逸した背番号11は燃えていた。

 すると後半10分、右サイドの水野が送ったボールに誰よりも早く反応してヘディングで叩き込んで、まずは1ゴールを記録。さらに敗色濃厚の後半アディショナルタイム、PA内で粘りを見せたDF金井貢史が倒されて得たPKをど真ん中に沈め、チームに勝ち点1をもたらした。

「PKのトレーニングを毎週しているので、落ち着いて打てました。あの場面では真ん中に蹴ると決断したんだ。正しい決断だったと思うよ」

 土壇場で手に入れた勝ち点1。「何も得ずにゼロポイントで終わることになったかもしれない試合で、最後に追い付いて勝ち点1を獲得できたのは良かった」と話しつつも、「今日のゲームには勝ち点3を取るぞと信じて臨んでいました」と語ったように、白星を獲得できなかったことに悔しさを滲ませていた。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
[J2]第37節 スコア速報

TOP