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「120%の力で臨んだけど…」敗戦に悔しさ滲ませるF東京MF東

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[10.24 第2ステージ第15節 F東京 3-4 浦和 味の素]

 言葉が詰まった。年間2位浦和との上位対決に臨んだ年間3位のFC東京だったが、浦和に大量リードを許すと反撃届かずに3-4の敗戦を喫した。明日に試合を控えるG大阪が仙台に勝利すれば、チャンピオンシップ出場権を獲得できる年間3位から転落することもあり、MF東慶悟は試合後に悔しさを滲ませた。

 前半11分にGKブラダ・アブラモフのクリアミスから先制点を献上し、同14分にはMF武藤雄樹に鮮やかなミドルシュートを沈められて2点のリードを許したF東京だったが、同16分に東が反撃の狼煙を上げるゴールを奪う。中盤でボールを受けたMF米本拓司が送った鮮やかなスルーパスに反応した東は、一気に最終ラインの裏へと抜けてPA内に進入。寄せてくるDF槙野智章を振り切ると、右足でネットを揺らした。しかし、その後はなかなか好機を得点へと結び付けられない。

 1-3で折り返した後半開始早々には右サイドを突破したMF河野広貴のパスを呼び込んでシュートを狙うも枠を捉え切れず。さらに3-4と1点差に詰め寄った後半アディショナルタイムには決定機を迎えたが、右足から蹴り出されたシュートはGK西川周作の横っ飛びのセーブに阻まれた。

 結果、3-4の敗戦。東は「今日は絶対に勝たないといけない試合で、何が何でも勝ちたかった。120パーセントの力で試合に臨んだつもりでした。負けたことが本当に悔しい…」と言葉を詰まらせた。それだけ、チャンピオンシップ出場に賭ける思いが強いということだ。しかし、現状では年間3位をキープしており、チャンピオンシップ出場の望みが絶たれたわけではない。「何とか勝ちたかったけど、僕たちは負けました。残り2試合になりましたが、チャンピオンシップに出場できるように何とか立て直したい」と前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
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